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感想・レビュー・書評
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はあ、よく出来たお話しだこと!
メイゼルは幸運を司る妖精、シュリメイゼルは不運を。
2人が論じ合い、力比べをするお話しなのですが…
最初の1年はメイゼルが、貧しい家の住人に幸せを持って行ってやる、そして1年後にシュリメイゼルが、事故や病気で殺したり貧乏にするという古臭いやり方を使わずにしごとを成し遂げるようにと約束する。
もちろん、その貧しい家に住んでいた、不幸な若者にとって、最初の1年は素晴らしいものです。しかし、約束の1年がものすごいタイミングでやって来るのです。そこが、うーん、って唸っちゃうくらい面白い!すっかりお話に引き込まれました。
I.B.シンガー、やっぱりお話の名手なんですねー。
マーゴット・ツェマックの絵も素晴らしい。東欧の雰囲気が味わい深いです。
しかしこれは、すっかり絶版となった作品。なかなか再版とはならないでしょえねー。
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