わたしの渡世日記〈上〉 〈下〉巻セット (1976年)

  • 1976年2月26日発売
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感想・レビュー・書評

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  • なんというか、壮絶というか
    考えることすら許されない
    女優人生を歩んできたのですね。

    今では絶対に考えられない
    子役としてのお仕事。
    びっくりするほどですよ。
    夜も遅くまでやっているし、
    仕事環境も昔ですので
    過酷だったのです。

    残念ながら、彼女は身内関係には
    まったくといって恵まれませんでしたが
    周りの大人たちが彼女を支えてくれました。
    もしもそれがなければ…
    怖いものですね。

  •  著者本人の言う<育ちの悪さ>をありのままにさらけ出した潔さが本書最大の魅力であろう。梅原龍三郎をはじめとする各界の大先達がこのヤンキーじみた大女優の前で繰り広げた無邪気な姿も面白い。
     日本を逃れるための口実としたパリ留学の際に滞在したアパートの階段は壁の押しボタンを押すと「一分間だけ電灯がつき、ちょうど2階へ着くころには消える、また2階の押しボタンを押す‥‥」と書かれているが、これは昔のフランスやイタリアの映画のアパートのシーンで時おり見かけたものであった。そんな世界に高峰秀子も暮らしていたことがあったというのは驚きである。

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