速水御舟―その人と芸術 開館10周年記念特別展 (1976年)

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    【展覧会】
    速水御舟―日本画への挑戦―
    主催:NHK、NHKプロモーション
    会場:山種美術館
    会期:2009年10月1日(木)~11月29日(日)
    入館料:一般1200円
    入館日:2009年10月30日(金)

    上京し、展覧会に行くようになったころには、山種美術館は、茅場町にありました。ビルの中にあるのに、日本家屋のような雰囲気の美術館で、ゆったりと日本画を楽しむことができました。奥村土牛、福田平八郎、等、日本画の名品を楽しませてもらいました。
    その後、三番町に移転してしまったのですが、二度ぐらい見に行きましたが、狭い会場で、好きになれませんでした。
    今度、広尾に移転し、「速水御舟」をやっているということで、行ってみました。
    JR恵比寿駅から歩いてゆきました。ひたすらまっすぐ行くとたどり着くので、わかりやすいのですが、10分以上かかります。

    「初期の南画風の作風から、細密描写、象徴的作風、写実と装飾を融合した画風、そして水墨画へと、御舟はその生涯を通じて、短いサイクルで次々と新しい試みに挑み続け、常に挑戦者であろうとしました。
     新「山種美術館」開館記念特別展では、当館所蔵の≪炎舞≫≪名樹散椿≫(重要文化財)を始めとする120点の御舟作品に加え、本邦初公開となる未完の大作≪婦女群像≫(個人蔵)および1930(昭和5)年の 渡欧日記(個人蔵)などを出展します。」(ホームページより)

    120点の展示というのは、前期・後期合わせてですので、一度で120点見れるわけではありません。90点ぐらいの展示です。
    今度の山種美術館は、地下一階にありました。会場はあまり広くはありませんが、三番町よりは、雰囲気はいいかと思います。
    山種美術館所蔵の速水御舟の作品は、何度も見ているので、珍しさはありませんが、懐かしかったです。
    「炎舞」1925年、燃え上がる炎が描いてありますが、何が燃えているのかはわかりません。下方の炎ばかりに気を取られていたのですが、上方を見ると渦巻く煙があり、灯りに呼び寄せられた蛾が渦に巻き込まれているようです。深い闇と炎に照らされて浮かび上がる蛾の対比。どういうわけか蛾はすべて背をこちらに向けています。横向きや、こちらに腹を向けた蛾がいてもよさそうなのですが、なぜなのでしょう。
    会場では、そのような疑問は浮かばず、ただ画面に魅せられていました。
    「翠苔緑芝」1928年、金地の屏風画です。右側に枇杷の木、左側に紫陽花の花。右の枇杷の木の下に黒猫、左の芝生に兎がいます。紫陽花の花が丁寧に書いてあります。
    琳派に学んだのかもしれませんが、琳派とは違う雰囲気です。
    「月輪寺雨桜」「道成寺入相桜」1929年、桜の木のスケッチなのですが、幹と枝だけで、花も葉も描いてありません。秋か冬に描いたのかと思ったら、4月となっています。
    今回の目玉は、「婦女群像(大下図)」「婦女群像(未完)」1934年、です。
    苦手と言われた人物画に挑み、制作の途中で、病に倒れ未完に終わってしまった作品です。大下図の女性の顔は、どうしてこんな口元なのと思えるような感じなのですが、未完の本画の方では、わりと整った顔立ちになっていました。色付けの途中だったので、女性の輪郭線はすでに明確に引かれているので、どのようなものになるのかはある程度予想ができます。ただ、着物の模様がどのようなものになるのかがわかりません。
    今回の展示にはありませんが「舞妓」という作品があり、着物の柄に惹かれて描いたといわれています。
    「埃及所見」1931年、ロバに乗ったエジプト人が左に向かっています。3頭のロバの歩みがリズミカルです。
    ◆関連書籍
    「速水御舟」河北倫明・吉田善彦著、山種美術館、1977.04.01
    (2009年10月31日・記)

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