972(天禄3)~1028(万寿4)。平安中期の公卿。藤原義孝の子。16歳で昇殿を許され、参議、権中納言、中納言を経て、正二位権大納言に上った。故実に明るく詩の才能に優れ、「四納言」とも呼ばれた。書は「三蹟」の一人で、世尊寺流として継承された。真蹟は『白氏詩巻』等。『権記』は当時の政治の様子を記した貴重な史料。 「2021年 『権記 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典』 で使われていた紹介文から引用しています。」