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感想・レビュー・書評
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(1980.05.13読了)(1979.11.20購入)
*訳者あとがきより*
著者は、まず古代オリエントにおけるウガリトの重要性を明らかにし、ミノア文明期のクレータから出土したテクストとウガリトから出土したテクストとの実証的な諸研究をふまえて、紀元前第二千年紀のギリシア・ウガリト・イスラエルの諸文化が共通の文化圏に属していたことを論証している。
ウガリトは、地中海東岸、現在のシリア・アラブ共和国西部の都市ラス・シャムラ(ラタキアの北数km)にあった古代都市国家。当時の国際的な港湾都市であり、西アジアと地中海世界との接点として、文化的・政治的に重要な役割を果たしたと考えられている。
【目次】
序
日本語版刊行によせて
凡例
第一章 ウガリトとその重要性
第二章 ウガリト文学とグレコ‐ヘブライの類縁関係
第三章 ミノア文明期のクレータ
第四章 ウガリト詩歌
第五章 ウガリトの散文テクスト
第六章 結論
訳者あとがき
索引
地図
☆関連図書(既読)
「シリア国立博物館」増田精一・杉村棟著、講談社、1979.03.30
「隊商都市」ロストフツェフ著・青柳正規訳、新潮選書、1978.10.15
「聖シメオンの木菟」井上輝夫著、国書刊行会、1977.01.20詳細をみるコメント0件をすべて表示
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