- Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
感想・レビュー・書評
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(2003.05.19読了)(2002.07.07購入)
(「BOOK」データベースより)amazon
16世紀のオーストリアの小村に、ある日忽然と美少年が現われた。名をサタンといった。村の3人の少年は、彼の巧みな語り口にのせられて不思議な世界へ入りこむ…。アメリカの楽天主義を代表する作家だといわれる作者が、人間不信とペシミズムに陥りながらも、それをのりこえようと苦闘した晩年の傑作。
☆関連図書(既読)
「トム=ソーヤーの冒険」トウェーン著・亀山龍樹訳、講談社、1987.07.25
「ハックルベリー=フィンの冒険(上)」マーク・トウェイン著・吉田甲子太郎訳、偕成社文庫、1976.11.
「ハックルベリー=フィンの冒険(下)」マーク・トウェイン著・吉田甲子太郎訳、偕成社文庫、1976.11.詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オーストリアの田舎に3人の少年がいた。ある日現れた美少年の巧みな語り口にのせられて3人は不思議な世界へ入りこむ。その美少年、名はサタンといった―。トウェイン(1835-1910)はアメリカの楽天主義を代表する作家だといわれるが、この作品は彼の全く別の一面、暗い人間不信とペシミズムに彩られ、奇妙に人を惹きつける。
良心をもっているのは人間だけ。
なんとなくサタンが話していることはそうなのではと思う内容であった。
でも、たとえ最初の行動で未来全てが決められていたとしても、自分の未来を自分で切り開く努力は続けたいと思った。 -
これはいい本
キリスト教の思想が強いが人間としての在り方について考えさせられる