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感想・レビュー・書評
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ホラーとユーモアを混合し、爆発で生じたエネルギーで描かれたような作品。
その館の煙突から吐き出される不穏な黒い煙には気候や人の性質をどこかおかしくさせる成分が含まれていたのだろうか。
1902年7月、夏だというのに東オレゴンでは外套が必要だった。まばたきしたら冬だった。何もかもぶっ飛んでた。実験室も爆風で吹き飛んでしまった。それらはすべてホークライン家の〈怪物〉の仕業だ。ただ私は〈怪物〉がどんな容姿なのかうまく説明できない。一つわかっているのは〈怪物〉の動きが悪戯をたくらむ子どもみたいにかわいい、ということ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルからするとホラーっぽいけどコミカルな作品。映画ゴースト・バスターズのようなばかばかしさとディズニー映画美女と野獣のようなファンタジーな側面を持ち合わせている。絶版。父の蔵書より発掘。 村上春樹影響受けすぎ。例えば“影”がこの作品では重要な役割を果たす。春樹の『世界の終り~』も影の物語だ。ちなみにやみくろはここでいうホークライン家に潜む“怪物”と重なる。そしてそっくりな姉妹が出てくる。春樹作品には双子の姉妹がしょっちゅう登場する。本筋とはほとんど関係ないが緬羊というワードがちらっと出てくる。言うまでもなく羊は春樹作品の重要な要素である。 大きく違うのはブローティガンは短いチャプターを散文的につないでいくのに対し春樹はパラレルワールド(あるいは同時間を別ベクトル)を長めのチャプターでつないでいくというところ。
著者プロフィール
リチャード・ブローティガンの作品
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