わが心のスペイン (1972年)

感想・レビュー・書評

[nakaizawaさんの感想 · 2013年3月27日]

(間借りです)
「わが心のスペイン」五木寛之著、角川文庫、1973.10.30
p208 ¥180 (1973.12.14読了)(1973.11.14購入)
＊解説目録より＊
戦争があり、人が死に、そして街が焼かれ、廃墟に闇市や青空があり、娘が多く売春をした。だが終わったものはどこにもない。変わったものは何一つない。スペイン戦争についても……私にとってもスペインは筑豊であり、カタロニアは半島であり、そしてマドリッドは東京であり大阪であると、私は思う……。〈私のなかのスペイン戦争〉より。

☆関連図書(既読)
「対論」五木寛之・野坂昭如著、講談社文庫、1973.06.15
「カタロニア讃歌」オーウェル著・橋口稔訳、筑摩叢書、1970.12.25