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感想・レビュー・書評
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いよいよ旅立ちの時。世界幻想文学大系読破を目指す。まず
は第1巻「悪魔の恋」から。
フランス幻想文学の祖と言われる「悪魔の恋」。現代これを
読む人はビヨンデッタのキャラクター設計に目を向けるのは
ほぼ間違いないだろうと思われる。ライトノベルにでも登場
しそうな恋する悪魔という設定。だがこの小説の魅力はそこ
にあるのではなかろう。このベエルゼビュートという悪魔を
含め、ここで語られること全てが本当にあったことなのか
主人公の夢だったのか、はたまた幻だったのか読み終えても
判然としないという、その点にあるのだと思われる。
「悪魔の恋」に並んで収録された「猫の足」「騎士と幻夢」
とも私は楽しく読むことが出来た。まぁ凡庸で退屈だと
言う人もいるだろうことはわかるが。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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