ホンキイ・トンク (1969年)

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感想・レビュー・書評

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  • これも短編集が8つ。出版されたのは1973年だけど、書かれたのはさらに前で、1960年代!!


    表題作「ホンキイ・トンク」
    2流技師がヨーロッパの小国、バカジアに飛ばされてしまう。それはコンピューターのメンテナンスのため。
    さてバカジアが何故コンピューターを輸入したのか?なんと政策決定をコンピューターに委ねるためであった!!そう、小国は常に大国の顔色をうかがわねばならない。さて、バカジアはどうなるか…??!

    コンピューターの輸入をきめたのは若い王女だったのだけど、技師が「そのうちコンピューターは幼稚園児の玩具にすらなってしまうかもしれない」と嘆いていたが、実際40年後には本当にそんな時代になってしまったねぇ。今じゃ小学校にあがる前の子だって、パソコン使えちゃう子いるんじゃないかな??

    大事な仕事はコンピューターにとってかわられてしまう・・・うーん。



    「断末魔酔狂地獄」
    日本が平均年齢が女性160歳・男性145歳の超高齢化社会になってしまう!!!中年=70歳。
    96歳のお婆さんをモデルにしたグラビア雑誌あり。喫茶店だって老人のもの。政府は超高齢化社会で労働力人口が不足しているために、老人雇用を促進しようとしたが、逆に「冗談じゃない、老人をいたわれ!!年金よこせ!!」と暴れる始末。
    年をとると頑固になって判断力は衰えるのに、医学の発達のせいで体が頑丈なので、気持ちとプライドは若いまま。(=厄介。笑)
    はては曾孫のような少女を襲ったり、非行老人も多々発生。
    死んでるんだか生きているんだかわからないから笑、彼らには怖いモノなし!!




    この人の昔の作品全般にいえることなんだけど、
    時代が時代だけに結構差別的な表現があるし、
    グロかったり下品な描写もたくさんある。
    気持ち悪くて適当に流し読みする作品も、たまにある。
    (2冊に1編くらい。笑)
    …だがそれでも読んでしまう!!

    20円とはいえ、買ったからには最後まで読んでやれ!というのもあるけど(笑
    不快になったり、気持ち悪くなっちゃってでも読みたくなるくらいに、面白いし、作者の観察眼には毎回関心させられる。
    またこの人の作品には女性差別的な表現が見受けられて、非常に腹が立つけど、
    逆に「昭和ってこんなに女を馬鹿にしていても、許されてしまう時代だったんだ」と知る上でいいと思うww
    怖いもの見たさもあるけど(笑

    それと「ひどい」表現があっても、的確だから許される気がする。笑
    超高齢化社会の老人の様子とか、今〜これからの日本を予言しているようで怖い。年寄り特有の醜さ・頑固さを、よく表しているなぁって感動してしまったよ。笑
    綺麗ごとだけで生きていけないし。

    読むときは下ネタ・グロ・侮蔑的表現などを覚悟の上で!すごく面白いけど!笑

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