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感想・レビュー・書評
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新春長編読書.今年はこれ.
中学生の頃から何度も読みかけては挫折.この歳になってようやく最後まで読んだ.これで夏目漱石の長編はすべて読んだことになる.
この読書で活躍したのは Kindle. お風呂ではお湯に浸かりながら Kindle で,部屋では大きな活字,旧字旧仮名総ルビの全集で.内容の大きな違いは注釈の有無.Kindle はその場で辞書がひけて便利だが,古い言葉や固有名詞に弱い.その点,しっかりとした注のある全集はいい.また全集はゆったりリッチな読書体験ができる.
さて,内容は,猫の目から見た苦沙味先生をはじめとする人間たちの戯画.中学生や高校生が読むといい歳をした大人が集まって何かくだらないこと喋りまくっているという感じがするのではないかな.大人になって読めば,いろいろ「あるある」が増えてきて,より楽しめる.私は迷亭先生のようにいい加減で適当なことをベラベラ話して生きてみたい.そんなことできやしないけど.詳細をみるコメント0件をすべて表示
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