世界最古の物語―バビロニア・ハッティ・カナアン (1973年) (現代教養文庫)

著者 : T.H.ガスター 矢島文夫

感想・レビュー・書評

[nakaizawaさんの感想 · 2012年8月13日]

(1979.01.15読了)(1977.09.29購入)
＊本の表紙より＊
世界のいたるところで、あらゆる時代を通じて人々は物語を語ってきた。
ギリシア・ローマの神話、インドの神々の伝説やアイスランドの英雄伝説は誰でもよく知っている。しかし、四千年も前に近東の民衆によって語られていた世界で最も古い物語の多くが、今日なおあまり知られていないのは、学者の独り占めによってであろう。
本書は、著者がスターが一般の読者にも十分味わえるように比較文学や民俗学の助けを借りて、粘土板上に書かれたこれらの物語を復元したものである。

【目次】
はしがき
仏訳の序文
はじめに
バビロニアの物語
　ギルガメッシュの冒険
　神々の戦争
　借りものの翼
　逃した幸運
　虫歯はどうして生じたか
ハッティの物語
　姿を消した神様
　石の怪物
　計略で捕えた竜
　狩人のケッシ
　〈善〉さんと〈悪〉さん
カナアンの物語
　天の弓
　誓いを忘れた王様
　バアルの物語
訳者あとがき
モチーフ・インデックス

☆中東に関する本(既読)
「西アジアの歴史」小玉新次郎著、講談社現代新書、1977.09.20
「帝王と墓と民衆」三笠宮崇仁著、光文社、1956.04.30
「ギルガメシュ叙事詩」作者不詳・矢島文夫訳、山本書店、1965.07.30
「発掘」曽野寿彦著、中公新書、1964.03.30

[天水晶さんの感想 · 2008年8月27日]

ギルガメッシュは金星の女神と争い、不老不死を求めて太陽の通り道を辿ります。

[kiyosiさんの感想 · 2008年7月10日]

１９９６年７月２６日再読

[ましろさんの感想 · 2007年12月5日]

昔から神話が好きで色々買い漁ってたうちの一冊。バビロニア神話の登場人物の名前の響きが好き。最近アニメ「ギルガメッシュ」観たので久し振りに読み返しちゃいました。

[えるまさんの感想 · 2006年10月21日]

<a href="http://www.bk1.co.jp/product/451721"><b>世界最古の物語</b><br> バビロニア・ハッティ・カナアン</a><br>(現代教養文庫 ８０５)<br><br><br>たしか出版者は廃業された記憶が…。<br>こういうマイナーな本は出版自体も少ないのに、<br>すぐ手に入らなくなってしまうので、見つけたら即買うことにしています。<br>「モチーフ・インデックス」付。<br>1958年みすず書房刊の改訂版です。{04.11.26}