シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店 (1974年)

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感想・レビュー・書評

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  • 212夜

  • 1920年代からナチスによるパリ入城に至るまでの間、著者のシルヴィアビーチによってパリに作られ、文学サロンとしての役割を担い、伝説的な書店として当時の文学界に広く知られたシェイクスピア・アンド・カンパニイ書店について綴った一書。

    文学サロンとして名高く、今にも語り継がれるジョイスのユリシーズの刊行であったり、ヘミングウェイを初めとしたアメリカ文学ロストジェネレーション世代に多くの交流と友好を生み出し、相互的にインスピレーションを与える場となった。

    数あるエピソードの中でも特にジョイスによるユリシーズ刊行を巡るエピソードは読書好きにとっては必見。文豪達による生の息吹きや豊かな交流の様子を垣間見ることができる。

  • エッセイ?まあ、自伝のようなものでしょう。この書店を経営していたシルヴィア・ビーチによって語られるパリ。そこに訪れるあの超有名人たち(ジェイムズ・ジョイスやアーネスト・ヘミングウェイやスコット・フィッツジェラルドや…)の素顔は本当に素顔って感じの素顔です。天才だとか時代の寵児だとか言われていても、人ですね。最後が本当に感動する。なんてドラマチックなことだろう!

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著者プロフィール

1887年、アメリカ生まれ。1919年、アドリエンヌ・モニエの助けを得てシェイクスピア・アンド・カンパニイ書店をパリのオデオン通りに開く。1920年代のパリの文学サロンとして重要な役割を果たした。

「2023年 『シェイクスピア・アンド・カンパニイ書店』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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