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感想・レビュー・書評
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明治維新の舞台裏 石井孝(著)
幕末から明治維新にかけて、
日本人の活躍を中心に描かれているものが多いが、
この本は、1959年のもので、外国と外国人がいかに絡んでいたのかを
明らかにしようとしている点で、非常に面白かった。
こういう視点で、粘り強く研究している人がいるんですね。
これまでの明治維新は、
『王政復古史観的維新史』でしか語られていない。
国内的な動きと国際的な動きと有機的に関連させながら、
明治維新の政治的過程を追求した。
元治元年(1864年)から明治元年(1868年)の間を詳細に説明する。
この時期は、維新史の最も激しい流れとなり、
倒幕に向かって奔騰する。
黒船が襲来し、アメリカが、開国を迫ったことは、わかっていたが、
イギリスとフランスの影響力が強くあったことをしった。
1853 嘉永6年 ペリー 浦賀に来たる。
1854 安政1年 日米和親条約
1859 安政6年 イギリス総領事 オールコック着任(5月)
1862 文久2年 生麦事件(8月)
1863 薩英戦争(7月) 薩英講和(11月)
1864 フランス公使ロッシュ着任(3月)
禁門の変(7月) 長州征伐の朝命
英仏米蘭四国連合艦隊 下関攻撃(8月)
勝海舟・西郷隆盛 初対面(9月)
勝海舟 軍艦奉行 免。(11月)
1865 イギリス公使パークス着任(5月)
1866 慶応2年 薩長盟約(1月)
幕長戦争(6月)
家茂死去 慶喜相続(7月) 慶喜将軍就任・孝明天皇死去(12月)
1867 慶応3年 船中八策起草(6月)
ええじゃないか 始まる(8月)
薩長芸三藩挙兵協定(9月)
大政奉還(10月)
1868 明治元年 鳥羽伏見の戦い(1月)
江戸開城(4月)
フランス ロッシェは、幕府の顧問のような役割をする。
薩英戦争によって、イギリスの強さを知り、薩摩は提携を結ぶ。
薩摩は、開国派の先進を担う。
イギリス パークスとサトウの巧妙な連携が、実にうまい。
フランスは、本国の政治が変わって、変化せざるを得なかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
非常にコロコロ情勢が変わる幕末の政治情勢が、外国人の視点を借りると非常にわかりやすくなる。貿易権益をめぐる幕府と有力大名との勢力争い、駆け引きの舞台裏。
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第二版
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