勝海舟と幕末明治 (1973年)

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感想・レビュー・書評

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  • 1973年発行の古い本だが探し出して読んでみた。理由は現在の日中韓の軋轢の源流を知りたかったからだ。
    日中韓の軋轢→昭和の大破綻→日本の大陸進出→日韓併合と日清戦争→伊藤博文の大陸政策と勝海舟のアジア論。遡って多くの本を読んでいると、どうやら本書の佐久間象山と横井小楠が思想的原点のように思える。
    伊藤博文の「西欧を取り込みアジアから世界に進出する」構想と勝海舟の「日中韓が連合して西欧文明と対峙する」構想との対決で後者は歴史の襞に埋もれてしまったということなのだろうか。日本に現在とはまた違った可能性があったかもしれないと深く考えてしまった。
    やはり松浦玲は面白い。この著者の本をさらに発掘してみたいと思う。

    2017年10月読了。

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