第二次世界大戦前夜―ヨーロッパ1939年 (1969年) (岩波新書)

著者 : 笹本駿二
  • 岩波書店 (1969年8月20日発売)
3.56
  • (0)
  • (5)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :18
  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)

第二次世界大戦前夜―ヨーロッパ1939年 (1969年) (岩波新書)の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 今年は、世界の近現代史を中心に、歴史の本をたくさん読みたいと考えている。

    年初より、チャーチルの第二次世界大戦回想録を読んでいるのだが、なかなか読み進まない。

    平均的な日本人にとって、第二次世界大戦と言えばと問うと
    出てくるキーワードは
    パールハーバー、東京大空襲、ヒロシマ・ナガサキといったところなのではないだろうか。
    戦争通であれば、ノモンハン事変とかミッドウェー海戦とか。

    チャーチルの回想録をちょっと読んですぐに気づいた。

    第二次"世界大戦"とは呼んでいるものの
    その当時、ヨーロッパで何が起こっていたのかについては
    自分は全く知らないんだなと。

    多くの日本人にとっては、第二次世界大戦≒太平洋戦争だけど
    ヨーロッパの人にとっては全く違うのね。
    当たり前だけど。

    チャーチルの回想録がなかなか読み進まないのは
    当時のヨーロッパの状況がまったく掴めていないからだと思い
    まずは、薄い新書で当時のヨーロッパの概要をつかむ事にした。

    Amazonの書評に、この新書を先に読んでおいたほうが理解が早いと書いてあったので
    黙々的に従ったままです、はい。


    いまもギリシャ問題などを巡って、ヨーロッパは喧々諤々やっているが、昔から全然変わってない。

    多種多様な民族と文化が、イデオロギーとエゴを剥き出しにしながら、パワーポリティクスを駆使して共存共栄を図っている状態。

    この非常に流動的な状況は、今も昔もまったく変わらず。

    歴史を探求する事で、流動的な状況を見通せる慧眼を身につけたいと思ふ今日この頃です。

  • (1972.11.04読了)(1972.09.23購入)
    *解説目録より*
    1939年9月ナチ・ドイツがポーランドを電撃して世界大戦が勃発してから、すでに30余年を閲した。大戦前夜からヨーロッパにあった著者は、当時を回想しながら、ヒトラー(独)をめぐって複雑微妙にからみ合ったチェンバレン(英)、ダラディエ(仏)、スターリン(ソ)をはじめ各国首脳たちのかけ引きや見透かしや決断のあと、とくに全世界に衝撃を与えた独ソ不可侵協定の真相を追求し、戦争への決定的な要因が何であったかを多角的に解明する。

  • 政治上の駆け引きが細かに書き尽くされていて、日本はこんな外交できないだろうなぁとつくづく思いました。
    NHK『映像の世紀』では当時の英国首相チェンバレンはヒトラーが戦争を起こさないよう、平和に決着出来るよう頑張った的なことを言っていたけど、この本では徹底的にこき下ろされててびっくりしました。
    確かに独ソ不可侵条約が成立したからヒトラーは心おきなくポーランドに侵攻できたんでしょうが、英仏ソで同盟が締結できたとしてヒトラーが大人しくしていたかと言われれば、疑問であるような気もします。
    あと、ヒトラーはソ連に侵攻さえしなければ、今でもドイツでは英雄だったんでしょうね。ユダヤ人迫害も捨て置けない行為ではありますが。でもそのくらい外交手腕は凄い。

  • 2003年1月24日

全4件中 1 - 4件を表示

笹本駿二の作品

第二次世界大戦前夜―ヨーロッパ1939年 (1969年) (岩波新書)はこんな本です

ツイートする