- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
感想・レビュー・書評
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奥付を見ると、昭和49年となっているので、高校生の頃買って読んだんだな。ほぼ40年ぶりに再読。自然状態においては平等であったはずの人間が、富の蓄積と所有、社会的ヒエラルキーの発生に因って不平等となって行く過程を考察。専制君主制の時代のみならず、現代に至るも社会的不平等は解消されていない。それは人間が社会を形成する限り、不可避なのだろう。こうした不平等状態を理性によって、ルソー的な自然状態、自然法と自由意志に基づく状態に近付けて行く思想が、後の民約論。
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