日本の現代小説 (1968年) (岩波新書)

  • 1968年4月27日発売
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  • 横光利一に始まり、大江健三郎で終わる。近代に比べて、ばたばた感はあったものの、日本における小説の在り方がよくわかる。今回は第二次世界大戦があり、言論の自由を奪われた作家たちが如何に小説を書いてきたかが展開されている。
    読了後、『たかが小説、されども小説』という言葉が脳裏をかすめ、つくづく奥深い世界だと思わされた。

  • [ 内容 ]
    現代小説――昭和文学の歴史は、時期的には関東大震災を契機として、大正文壇の主流をなした私小説からの脱出の苦闘に始まった。
    横光利一を中心とする新感覚派に見られる新しい文学への胎動、プロレタリア文学、「文芸復興」とよばれた昭和十年代、さらに戦中、戦後と変転きわまりない歩みを、著者の同時代史と重ね合せて描く。

    [ 目次 ]


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    [ 参考となる書評 ]

  • 8/20

  • 旧版 青676

  • 独特の「ですます」文体による評論は、当人は「文章を長くして原稿料を余分に取るため」と韜晦していたものの、従来の難解で衒学的な文芸評論と一線を劃し、平易さに主眼を置いた評論を確立するにあたって功績が大きかった。

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