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感想・レビュー・書評
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弾圧された時代に日本にキリスト教を布教しようと奮闘、
あまりの拷問や苦しみに時に絶望、
最後は棄教をするが、そこに救いを見ようとする、司教の物語。
文中で盛んに狡猾さが描かれたキチジローという人が、
(司教の身元をバラしたり踏み絵を真っ先にやるんだけど、
最後まで信仰心をこっそり持ち続ける人)
一番バランス感覚のある人だと思ったし、共感できた。
狡いとかの印象はない。
でもいつの時代も揺るぎない信念を持つ人がいたから、
歴史は変わってきた。
そういう偉人の原動力を信仰心という観点から描いていた本でした。
新興宗教も、信仰心が原動力になっているのかな、時に悪い方に。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本人にとっての「キリスト教」そして、宗教ってなんだろう、って
わたしが改めて考えるきっかけになった作品。