ピカソとの生活 (1965年)

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感想・レビュー・書評

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  • 私が間違っていた。これは、ただのゴシップ本ではない。これは、ピカソと7年間?を過ごした30歳位年下の恋人フランソワーズの暴露本。

    他に言いようがないので、暴露本としたが、そんな下品な内容でなく、むしろピカソって偉大と思える内容。
    美大生のフランソワーズに語るピカソの芸術は、教室で聞いてもおかしくない位理論的で、破天荒な人なのかと思っていたので意外だった。
    「キュビズムとは何か」などを簡単な誰でもわかる言葉で語ってくれるので、芸術自体に前より興味を持てた気がする。
    それも、フランソワーズが美大生だからであろう、分かりやすい比喩表現を使ってくれるから。

    最終的には、ピカソは常に新しいものを求めずにはいられない性格で、フランソワーズに悲しい思いをさせてしまう。それで、裁判を起こして、フランソワーズが勝ち、私たちがこの本を読めるわけなのだけれど、なぜピカソが争ったのかが分からない位、読み終わった後に、やっぱりピカソってすごい人なんだと思わせてくれる本。

    ただし、フランソワーズがの思いが溢れたのか、私の嫌いん2段組みで、文字数が多く、読むのは疲れる。

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