子どもの図書館 (1965年) (岩波新書)

  • 1965年5月20日発売
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感想・レビュー・書評

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  • 購入することができず、図書館の奥から引っ張り出していただきました。
    読みながら、いつかの自分を想像することができ、細々と、夢を実現できる日が来たらいいなと思える一冊でした。

  • 著者が開いた子ども向け家庭文庫に関する報告。まだ、日本の近代的な児童文学があまりなかった時代の話だが、実際に子供と関わって選書の方法を導き出すくだりなどは、現代にも通じると思う。むしろ、出版数の多い現代こそ、原著にあたることの大切さなどを学ぶべきかも知れない。

  • 読了。

    子どもと図書館っていうことで、よんでみた。

    前半は著者が開いた家庭文庫と利用者の子どもたちについて。
    どのような物語が子どもに人気があるかが書かれている。

    やっぱり動きを中心に書かれたものがいいそう。
    児童文学は動詞で書いた方がいいってよく聞くもんね。

    後半は国内外の児童図書館について述べている。
    子どもが経済事情云々を気にしないで、良質な物語に触れることのできる場所として図書館の充実を訴えている。

  • 児童文学作家が著者なだけあって読みやすかった。
    著者がひらいた「かつら文庫」の創設と子どものお話と、米国のストーリーテリングのお話。
    児童図書館の在り方について考えさせられる。

  • 2005.9.2

  • 児童文学者である著者が自宅で開いた、子どもの図書室の様子を書いた本。今から40年前のことなのに、今に通ずるものがあります。いや、今の方が問題が大きいのかも。
    子どもと読書の問題は今も昔も根本となるところは変わらないのだなと、改めて感じました。本来、読書って楽しいものです。為になるからとか、情緒を育てる為にとか、受験に役立つからとか、そんなことは二の次三の次なんです。結果としてそういうことがあるのかも知れない、でも本とそういう出逢いをしてしまうと、折角の本の面白さに気付かず終わってしまうような気がして、実にもったいない。子どもにとって本が友達になるように、もっともっと親しいものになるような活動の大切さを感じ入りました。

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