人間のしるし (1964年) (岩波現代叢書)

  • 1964年5月20日発売
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人間の尊厳と戦争の本質について深く考えさせられる一冊です。著者は、ナチス占領下のパリで非合法の文学新聞を発行し、捕虜としての辛い体験を通じて「戦争とは人間の尊厳を奪うものである」と訴えています。彼の言...

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  • ナチスの占領下にあって、
    パリで非合法の文学新聞「フランス文学」を発行しつづけた
    クロード・モルガンの本「人間のしるし」。
    この本は彼がドイツの収容所で捕虜となった1941年から、
    その体験をつづった手記です。
    モルガンはこの中で、
    人間に対しての深い洞察を加えながら、
    「人間というものは、愛すべきものである、、、」
    と淡々と、しかも熱く
    書き綴っています。

    モルガンは自らの体験を通して
    「戦争とは人間の尊厳を奪うものである」
    と言っています。
    本来は自由で闊達で、
    楽天的で陽気な人間たちをして、
    その尊厳を奪い、
    貶めていく「戦争」というもの本質をズバリ書いています。

    訳者の石川湧さんは後書きで次のように書かれています。
    「ユマニテ共通の敵ナチ主義の亡霊が、
    衣装を着替えて再現する気配のただならぬ今、
    モルガンの果たす役割はますます大きいものがあるばかりでなく、
    われわれの日本においても、
    かれらの態度に学ぶべきところがすくなくはあるまい。」と。
    この文を書いたのはなんと1951年、今から50年以上前のことです。

    今、私たちが生きている事の喜びと共に責任を感じる本でした。

  • 人を信じ、思想のために自分の限りを尽くすこと。その状態が、人間として生きることなのでしょう。

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