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感想・レビュー・書評
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3年間の契約結婚をした1組の夫婦とその周囲の人々の生活を描き、結婚や夫婦生活の在り方について問いかける。まず「3年間は結婚」→その後1年ごとに契約更新、そして結婚はしているが住居は別々という設定が本作が発表された時代(1962年)にしては斬新。結局、嫁の妊娠を巡って3年の契約は1年で破綻してしまいますが…そんな型破りな結婚は旦那から嫁に提案されるものなのですが、この旦那、ある意味筋は通っているんだけど身勝手で束縛な面倒星人。つまりは自分の主義・主張通りに事が運ばないと気が済まないタイプ。それをどこまでもどこまでも貫き通した末に自己崩壊してしまうのですが、近年多く報じられているネグレクトや突発的な殺人を犯してしまう人たちが持っているであろう根本的な性質はこういうものなのではなかろうか、と。我ながら単純な回路だなあと呆れるし、そもそも本のテーマから飛躍しすぎだと自覚もしてるのですが、でもきっと絶対的な共通項。そうそう、この旦那が「結婚しているから」との一言で男女関係の自由を主張しながらも、嫁の旧友(実際は腹違いの兄妹)に対する嫉妬に苛まされているのは実に滑稽であります。自分は同僚と浮気しているにも関わらず、嫁の浮気を疑って執拗に調べ回る姿が「普通の」男らしくて微笑ましさすら感じます。1つだけ確かなことは、こんな男とは結婚したくないってこと。それこそ自己崩壊の予感。
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あのころは、こういう小説が大好きだったなぁ。
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ダメ男の言い分がおもしろい。
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