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感想・レビュー・書評
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北海道で教師をやりながら、細々と詩を書いていた伊藤整
彼は確かに才能のある男で
しかもそのことに大きな自負を持っており
自らのことを
いずれ世の中から正当かつ高い評価を受けるべき存在であると
密かに考えていたのだが
その一方で
いつも本当の自分を隠しながら生きている気分に苛まれていた
だからこそ、初めて交際した女の過去が許せなかった
職場の同僚や友人に対して、心から打ち解けることはなかったし
詩を書いても、なにか綺麗事ばかりに終始してる感じだった
それで、いつかは本当の自分として生きることを漠然と夢みていた
本来はそのために詩を書いてるはずなんだが
どうしても他人の目を気にしてしまう彼は
結局、綺麗事ばかりの詩を書いて、詩壇からの高い評価を勝ち取った
ありのままの自分であるために必要だったのは
要するに、早い話が、確固たる地位と権力
ってことになるんだろうけど
彼はそこをはっきりと自覚せぬまま、教職を捨てて上京した
伊藤整の存在が世に認められるのはずっと後
作品そのものより、むしろ
「チャタレイ裁判」と呼ばれるスキャンダルの主人公としてだったが詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
烏兎の庭 第二部 書評 2.24.06
http://www5e.biglobe.ne.jp/~utouto/uto02/bunsho/itoseiy.html
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