本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本
感想・レビュー・書評
-
曇り空の重い鉛色を見つめ続けるような閉塞感と、いつまでもむくわれないやるせなさ。
しかし、悶え苦しむ主人公と彼を取り巻く「不幸」な出来事の終わりは、「不幸」そのものである一方で爽やかな幸福と躍動感に満たされている。寒々しいむなしさをおぼえる読後感。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(1969.01.14読了)(1968.09.28購入)
*解説目録より*
まじめな若いセールスマンがある朝目を覚ますと自分が一匹の虫けらに変っているのを発見する。然しなお人間としての善意をもち続けた彼は、数か月を悩んだあげく、家族からも見放されて孤独の厳しさの中で死んでゆく、これはカフカの独自な世界を典型的に表現する中編として注目される作品である。他に短編『断食芸人』を収む。 -
変身 断食芸人 山下肇訳.
-
然立ち寄った古本屋で手に取りました。名作でありながら、未読でしたので。
「ある朝、グレゴール・ザムザがなにか胸騒ぎのする夢からさめると、ベッドのなかの自分が一匹のばかでかい毒虫に変ってしまっているのに気がついた。」という冒頭文で有名です。
ほとんどを通学電車で読んだのですが、虫の体つきの描写によく酔ってしまいました。
全5件中 1 - 5件を表示