現代フランス文学13人集〈第1〉 (1965年)

制作 : 中村 光夫  白井 浩司 
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感想・レビュー・書評

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  • アルベール・カミュ『異邦人』
    別訳でも読んだことはあるが、やはり書き出しがカッコいい。殺人と太陽の暑さが結びつくところにムルソーの不条理さをよく感じる。

    フィリップ・ソレルス『奇妙な孤独』
    初期作品のためか堅めの文体。初恋、書くということにまつわる考えや彼女のバイセクシュアルなどいくつかの要素に『失われた時を求めて』の影響が垣間見られる、と思ってたら実際に失われた時を求めての一節も引用していた。

    ジャン・ジュネ『黒んぼたち』
    戯曲を読むのは初めてだけれど難解だった。メタ的な視点というか劇の中の劇という形よって何が現実か分からなくなるし、今の時代だったらBLM運動と関連しそうなテーマも仮象を通してかなり象徴的に書かれていた。

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