脂肪の塊 (1957年) (岩波文庫)

著者 : モーパッサン 水野亮

感想・レビュー・書評

[lazybeeさんの感想 · 2009年4月14日]

う〜ん、なるほどおもしろい。

[sweetcakeさんの感想 · 2009年1月11日]

30歳のモーパッサン（1850―1893）が彗星のように文壇に躍り出た記念すべき中篇小説．普仏戦争を背景に，人間の愚劣さと醜さに対する憤りを，ユーモアとペーソスをまじえた客観描写で定着させたこの作品は，社会の縮図を見事なまでに描き切った．師フローベールからも絶賛され，その後の作家活動を決定づけた作品

著者プロフィール

フランス人。1850〜93年。母の友人フローベールにすすめられ文筆に転向。最初の成功作『脂肪の塊』（1880）で一躍新聞小説の寵児となる。短編約三○○、長編数作を書く。長編に『女の一生』（1883）『ベラミ』（1885）。短編小説『幻覚』や『恐怖』は戦慄させるほどの正確さで狂気や恐怖を描写し、この狂気の兆候が1892年発病となり、精神病院でなくなる。

「2004年 『モーパッサン残酷短編集』 で使われていた紹介文から引用しています。」