狭き門 (1954年) (角川文庫)

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感想・レビュー・書評

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  • 1909年に書かれた作品
    恋愛小説として読めるのだけれど
    行動の宗教に深く浸かった部分は日本人には
    でなく宗教に理解のうすい私にはよくわかりかねて
    恋愛ものの中に収まってしまう
    一神教がない場所にいても話は変わらないが
    この小説は成り立たない
    そういうところが眼目なので
    せめて環境由縁でもの前提知識が必要そうに見える

  • 初めて読んだジッド。ジッドが青年期から抱いていた、地上と天上の相反するふたつの喜びについての・・・。キリスト教色が強いけど、無宗教の自分も日々感じている、相反するところにある「しあわせ」のようなものたちに対して窮屈になってしまう感じとか、なにげない描写に共感できるところがあった。
    アリサが死んでしまって、日記によりアリサの本音を知った後、10年あまり経過して、それでも生きているジェロームの、ただ生きている、というそれ以下でも以上でもないことに変に感動した。生きているという事実は強いと思った。
    最後のジュリエットとジェロームの振る舞いについては、まだ感じ得ていないところがある。
    また読みたい。

  • 恋愛小説・・・なんだが、ヒロインのあまりに敬虔な信仰に基づく行動の数々が、日本人の私の理解をはるかに超えていた。だがもはや狂信的としか思えぬヒロインの姿は、キリスト教を理解するのにはある程度役立つ。

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