世界の名著〈第3〉孔子,孟子 (1966年)

  • 中央公論社 (1966年発売)
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世界の名著〈第3〉孔子,孟子 (1966年)の感想・レビュー・書評

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  • 長かったー。

    ただ論語が解説されているだけでなく、孔子や孟子の人生や性格をはじめに解説してくれていることで、後々の理解が進んだ。一字一句、原文の解説を含め全訳されており、それぞれの解釈の仕方を時代背景などから説明しつくれているのは、手始め本として正解であった(ていうか、思っていた以上に、その特定の弟子に対してばこういう意味だった、とか、その頃起こった政治事件を加味すればこういう意味だった、とかが多すぎて、もはや解説なしには原意は分かりようがない。。当時は、抽象論というのはあまり行われていなかったらしいから、そう考えると極めて当然のことでもあるが。)。考えてみれば当たり前だが、孔子の頃は昔過ぎて(しかもまだ紙の本が作られる時代ではないので)、解釈が定まっておらず諸説あるというのはなかなかの発見だった。諸説あるのに思想家として名をなす(っ)て、すげーな、と。

    本当は、これを読んだら精神力が上がるかな?と期待したところもあるのだが、思いのほか、親の言うことはまず従順に従うことが重要というのと、君子を差し置いて我が物顔をするのは何事か、という2つに要約される感はあって、うん、偉そうにしてはいけないな、と己の日々の行動を省みることはすれども、それ以上の感銘というほどのものはない。ただ、あまりに今の世でも道徳として当たり前なことが結構説かれていて、もしもこれが、孔子が作り上げた世界なんだとしたら、孔子すごいゎ。というか、孔子より前の時代って、これが当たり前じゃないとしたら、一体全体どんな世の中だったの??
    しかし、最近、自分の中で、この生活スタイルのあまりの多様性を考えたときに、先祖の祭りとお墓というのはどうあるべきなのかというテーマがあるので、式典を正しく滞りなく行うということそのものを「礼」として大切にする人がいるのだ、ということは理解は必要だなと思った。それ自体を礼としてしまっては、ぶっちゃけ変えようがなく革新もなく、新しい論と平行線にしかなり得ないとは思うが…。理解すべき考え方の一つではある。

    これは、上記の理由で、解説書としては、☆4つくらい付けたいんだけど、孔子の話そのものが、ぶっちゃけあまり面白くはないなぁと思い、その中身的意味で☆3つ。 これを現代の世界に当てはめた講釈本を今度読んでみよう。

    なお、最後⅓くらいは孟子の話で、孔子(論語)の基本完結、個別具体的なのに比べ、孟子は比喩豊富で、具体例に則ってはいても、どこか抽象・ロジック的で、今の私たちには馴染みやすいのでは?と感じた。

    ちなみに…本書によれば、「当時の孟子は、学者孟子としてより、雄弁者孟子として高名をかちえた」らしい(笑)。 孟子: 性善説、人民の革命権を認める、民のためなら開戦も支持、派手好き、浩然の気、主意主義(意志を重要視)。著者曰わく、孟子の思想家としての長所は、形而上学を説くモラリストとしての面にある、らしい。p.530

    古すぎなのか何なのか、本にISBN載ってなくて焦った(笑)。

  • 孔子著『論語』2016.8.28 読了

    孟子著『孟子』(抄) 2016.9.6 読了

  • この本は自分の人生のバイブルです。
    2000年以上の時を超えても哲学の本質を感じ取ることができます。

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世界の名著〈第3〉孔子,孟子 (1966年)はこんな本です

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