近代経済学講座〈第3〉価格の理論―基礎理論編 (1967年)

制作 : 宮崎 義一 
  • 有斐閣
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  • 近代経済学講座第三巻は価格の理論を展開している。
    評者が経済学が初学のまま大学を出てしまったために、市場均衡や安定といった大学で学んだことからさらに一歩、二歩踏み込んだ理論に対してはなかなか理解しづらい部分があった。
    また、計算式や文章がこれまでよりも多く用いられているために、図による理解がなかなかできなかったのが残念な点である。
    しかし、パレート最適やその裏に隠されている問題点、関税と報復関税が近隣窮乏化政策と呼ばれる理由などを紹介しながら展開している点、ダンピングが「単に生産費以下の価格で外国に売るのではない」という主張を図を交えて理論を展開している点は流石と言わざるを得ない。
    また、宮崎義一さんの独占・寡占理論に対する展開は非常に分かりやすかった。

    40年以上の前の経済学の本にして未だに学ぶことの多い一冊である。

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