愛は死と共に―山崎富栄の手記 (1948年)

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  • 昭和23年初版。古書なので目次のあたりに万年筆で達筆な感想がびっしり書いてあった。「富栄君の純情憐れむべし(旧字体)」昔のインテリの人だろうか。シビれた。太宰と心中したサッちゃんこと山崎富栄さんの日記。旧字体。前半は恋する乙女日記で気恥ずかしい程ですが太宰が別の女の存在を匂わせた(実はこの女性は存在しないそうだ)台詞がすごい。「僕はどうしてかう女に好かれるのかなあ!」いやー全力で張り倒したいですね。それでも「私の大好きな、よわい、やさしい、さびしい神様」と太宰に献身の限りを捧げた富栄さんには泣けてくる。

  • 著者は太宰治と玉川上水で情死した人。
    当時卒論を太宰治にするつもりも少しあったので資料として読んだ。

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