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感想・レビュー・書評
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戦後の札幌近郊のある学校に通う、アイヌの姉弟のお話である。ところどころ、アイヌの心のよりどころであるカムイや、土地にちなんだ昔話が散りばめられていて楽しい。何よりも苦難を目前に、自分の頭で感じ考え、生きる力を身につけていく子ども達の姿が頼もしい。子どもながらの感受性で、いじめや差別、何気ない言葉が心に刺さり、いじけたり、腹を立てたり、時には自分を奮い立たせたり。第1部では、この後どうなるんだ?というところで終わるので第2部と合わせて読みたい。お勧めできる児童文学である。
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