シャム兄弟のひみつ・双頭の犬と七ひきのネコの冒険 (1970年) (ミステリ・ベストセラーズ)

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  •  鶴書房のミステリ・ベストセラーズ『シャム兄弟のひみつ』亀山龍樹訳。
     亀山さんの訳は生き生きしています。
     例えば、冒頭のクイーン父子の会話

     
    「エラリー、とうとう道にまようてしもうたじゃないか。日もくれかけておるのに、いうことをきかぬがんこものめが。じっさい、おまえのおふくろに、そっくりだわい。」
    「なんとか、いうたらどうだ、エラリー。」
      
     洋画の吹き替えの影響があるように思います。

     亀山訳版は、一部心理描写が不十分な点がありましたが、膨大な原作を的確に短く縮約していたと思います。
     なお、亀山版の表紙は池田龍雄、挿絵は牧朗となっています。
     表紙画像はネット上で見ることができます。
     牧朗さんの挿絵はなかなか味があります。


    少年少女・ネタバレsalono(ネタバレ注意!)
     シャム兄弟のひみつ ネタバレ検討会
      https://sfklubo.blog.jp/archives/12884380.html

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著者プロフィール

エラリー・クイーン。フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの合作ペンネーム。従兄弟同士で、ともにニューヨーク、ブルックリン生まれ。1929年『ローマ帽子の謎』で作家としてデビュー。ラジオドラマの脚本家やアンソロジストとしても活躍。主な代表作に『ギリシア館の謎(32)、『エジプト十字架の謎』(32)の〈国名シリーズ〉や、『Xの悲劇』(32)に始まる〈レーン四部作〉などがある。また編集者として「エラリー・クイーンズ・ミステリ・マガジン」を編集、刊行した。

「2021年 『消える魔術師の冒険 聴取者への挑戦Ⅳ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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