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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988102252038
感想・レビュー・書評
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永井荷風の春本を原作としていると言われる。
1973年の作品で、その頃には、話題になっていたが、
今頃になって、やっと見る気になったのが奇妙だ。
大正時代で、米騒動がおこり、騒がしい世の中、
ちょっといなせな中年の男が、
芸者と遊ぼうと言う魂胆。
騒がしい世でも、
セックスを楽しむと言う考え抜かれた設定である。
そのころの芸者は、ある意味では セックスの達人である。
袖子(宮下順子)は、はじめは初々しく、
その男に対応する。
とにかく、硬貨をあそこにいれて
自由に出していくと言う芸さえ見せる。
伊佐山ひろ子の中年芸者のあこぎさと
17歳のおぼこな芸者見習いを
鍛えるにも、性技を伝授する。ゆで卵を材料とする。
袖子が、「初めてですもの、恥かしい」と言いながら、
オトコを受け入れるが、徐々に その気になってくる。
髪の毛が乱れ、枕さえ、使わなくなり、
声を出さないために、
襦袢を歯でかみしめる。
もはや、気をつかう状況ではなくなる。
オトコは、電器をつけて、その興奮ぶりを眺める。
その興奮とは、山谷初男の太鼓持ちの話によると
首を吊って、死にいく時の興奮と同じだと言って、
実際、クビをつってみせることに。
そんなシーンがありながら、息も絶え絶えの宮下順子。
もはや、性の興奮の頂点をすぎて、
身体を動かすこともできないほどに。
ロマンポルノの秀作と言われるのは、
宮下順子のセックスの始まりから、
興奮し、そして果てるまでを
丹念に描いたことに、この作品の真骨頂なんだろう。
こういう日本の性文化が、
脈々と受け継がれているところに、
日本のアダルト産業の発展があるのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長回しの濡れ場を細切れにして乗せているが、そのもだえは、なんだか鬼気迫っていてすごい。頂点を極めた後、浜辺を歩くのだが、そこに漁船をロープで曳くおばちゃんたちがいる。脂ののった中年女性の太ももをロー気味にとらえたその奥に2人を立たせているのが、なんともイメージが膨らみよかった。
出兵しなければいけない若者が何度も河川敷のようなところを泣きっ面で失踪するのだが、なんだか青春という感じでこれも良かった。
【ストーリー】
日本全国で米騒動が頻発する大正中期、東京・山の手の花街の夏。料亭“梅ヶ枝”では、おかみが芸者・袖子を待ちかねていた。客の信介は、三十歳半ばのちょっとした役者風のいい男で、世の中は米騒動で騒々しい最中なのに遊びに興じようという根っからの遊び人である。
座敷に通された信介は、袖子の恥かしそうな仕草がもどかしい。信介が上になって布団をはがそうとすると「初めてですもの、恥かしい」と電気スタンドの明りを暗くする袖子……。外では号外の音が鳴り、騒がしい。置家、“花の家”では、芸者の花枝と花丸がすっかり仕度を整え、あてのない客を待っていた。
一方、信介の動きがだんだん激しくなるが、袖子は半分お義理である。そのうち信介が横になると袖子も仕方なしに横になる。やがて、袖子の鼻息も次第に荒くなり、夜具は乱れ、枕はきしみ、伊達巻も徐々に乱れてくる。そして、信介の動きにつれて、袖子はもう気が遠くなりかけていた。
袖子は初めの様子とはうって変り、次第に激しさも加わり、枕がはずれても直そうとせず身悶えるのだった。そんな袖子の乱れる反応を、信介は反り身になって見つめていた。やがて、信介は袖子の様子を見ながら、じっと辛棒していたが、袖子が「あれ! どうぞ」と髪が乱れるのにもかまわず泣きじゃくるのにとうとう我慢ができなくなり、袖子におおいかぶさっていった……。そして、二人は一息入れた後、二度、三度と頂点を極めるのだった。
永井荷風原作『四畳半襖の下張』の映画化で、遊びの限りをつくした中年男と初見の芸者との床シーンの数々を描く。監督・脚本は「女地獄 森は濡れた」の神代辰巳、撮影は「戦争と人間 完結篇」の姫田真佐久が担当。 -
時代なんだろうが・・・、映倫が騒ぐ18禁レベルが理解出来ない。
ロマンポルノとしては不合格レベル?
この作品は当時の世相(米騒動・シベリア出兵)を鑑賞するものなり。
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