ツァイ・ミンリャン監督作品 西瓜 [DVD]

監督 : ツァイ・ミンリャン 
出演 : リー・カンション 
  • 竹書房
3.67
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本棚登録 : 35
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4985914752183

感想・レビュー・書評

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  • 「アジアのアート映画」をそのまま形にしたような作品。

    大規模な水不足が続く台湾の街で、水分を手に入れる方法として、
    西瓜(すいか)が爆発的に売れる事態。
    そんな状況と西瓜をめぐり、AV男優の男と西瓜をひたすら食べ続ける女性の
    「プラトニック」な関係。

    まず、セリフがほぼない
    長いカメラワーク(ワークというより固定)、
    低いトーン中でいきなり現れる極彩色のダンス&歌。
    そして、西瓜を膣に模したAV撮影シーン。

    こんな不可解な映画がどうして、心に残ってしまうんだろう。
    主人公の男女のセリフは1言しかない。
    でもその一言で2人の関係がわかってしまう凄さ。

    こんなにセックスシーンが多いこの映画で最後まで2人は絡み合うことが
    ないのかなーと思っていた矢先の、最後の口内○○のシーン。
    すべてがブッ飛ぶ衝撃のラスト。あの時の男女の表情が脳裏に突き刺さる。

    AV撮影で出演しているのは日本のAV女優、夜桜すもも(当然初めて知る)
    途中で日本語しゃべってるし、肉付きの良さや胸の形が日本的だから途中で
    日本人だと気づく。
    その後の舞台挨拶によると、撮影当時彼女はAV撮影だと思っていたらしい。
    (映画ができたあと、「映画」だと知ったとか。。。そんなことあるのか)


    多分このツァイ・ミンリャン監督って他の映画でもこんなトーンなんだろう。
    みたいような、みたくないような・・・

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