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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988111283184
感想・レビュー・書評
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【原作未読】
実話ベースなのですが、途中から鼻についてきた。滝田さんの演技云々ではなくて。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
退屈することなく見終わりました。
勧善懲悪の構図で描かれた国税との戦いも迫力でしたし
忠実かどうかはわかりませんが素直に原作、史実に則して
映画化されているようには思います。
ただ、少々主人公の賛美が過ぎるといいますか
きれいに描きすぎ。
休日の午後の青汁のドキュメンタリ風コマーシャルを
見た後のようななんとなく「やられたッ」感が香る
のは私の汚れてしまった心のせいかもしれません。
過賛美とは言いすぎかな? -
国税庁恐ろしや。
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小説は読んでいたが、改めて映画も見てみた。
国に睨まれても、自分の信念を曲げない税理士の実話。
国に眼をつけられたら半端な覚悟では対峙できないだろう。 -
頑張ってみた。うーん、つらい。
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この事件の裏には多くの犠牲者がいたということを忘れないで欲しい。顧問先の廃業、その家族の生活、精神的苦痛、職員の退職などいったい何人の人が苦痛を味わったのだろう。そこまでして正義?を貫くことは単なる一税理士のエゴにすぎないと思う。私なら、犠牲者を出してまで自身の正義を貫くよりかは自らの首を捧げることで周囲の人達の生活を守る道を選ぶ。
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TKC飯塚会長と国税庁の戦いを描きます。昭和30年代から40年代にかけてのお話です。会計人にとって必見の映画でしょう。
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高杉良原作の映画。
息子の手紙がいい。自分が親になってあんなこと言われたら幸せだと感じる。
奥さんが毅然とした態度で支えてくれる強い「家族」があると思う。
坊さんの言葉も興味深かった。
どんなに苦しくなっても負けないで跳ね返せるのは「自分自身に嘘をつかず」、「正しさ」というものを求め続けてきたから「強さ」が出るんだと思う。 -
映画化の話が決まって以来ずっと楽しみにしていた映画です。
プレジデント誌で連載された小説の映画化ですが、映画化の話は今回が二度目だそうです。最初の映画化の話は平成14年で、原作者の高杉良さんが「監督に山田洋次さん、主演渡辺謙さんで映画化すべきだと思う」と飯塚家に申し入れたそうですが、当時闘病中だった飯塚毅氏を思いやり、るな子夫人が「今はそっとしておいて欲しい」と丁重に断られたそうです。
平成14年と言えば、「たそがれ清兵衛」や「ラストサムライ」が世間をにぎわす少し前の話で、もし実現していればアカデミーコンビが撮る映画として話題性も抜群になっていたことでしょう。
今回の2度目の映画化は紆余曲折はあったようですが、森川時久監督がメガホンを取り、滝田栄が主役を演じることになりました。山田洋次監督、渡辺謙主演なら、きっと広く一般にも受ける人情映画が誕生したんじゃないかという気がしないでもないですが、比較的原作に忠実に撮った森川監督、本当の飯塚毅氏のような表情を時折見せていた滝田栄には素直に拍手を贈ります。
映画の中心は、国家権力に不撓不屈の精神で戦い抜いた男の生き様とそれを支えた家族の絆で描かれています。映画前半の国家権力に追い込まれていく展開は非のうちどころのない作りです。
残念なのは、国税庁長官の弱みを発端に逆攻勢に出るシーン以後です。一般受けする映画にするには、エンディングを家族愛にするのも致し方なしなのかも知れませんが、飯塚毅氏の本当に凄いところは、弾圧に屈しなかったことではなく、未曾有の弾圧を受けてなお、弾圧したサイドの人間に対しても「人間社会に被害者を出さない」との信念を貫いたところにあると私は思っています。
氏は、この大弾圧の責をどうすればよいかと訊ねられ、国税庁長官の依願退官だけを要求したそうです。
正しいことが認められ、さあ今度は一転こちらが国に対して損害賠償請求をする番だと誰もが思ったとき、周りの勧めを断りすんなりと1億数千万円の損害賠償請求を放棄しています。
勧善懲悪を好む日本人なら飯塚氏に嫌がらせをした竹内や今西に天罰が下るシーンを見たいと思うでしょうし、ハリウッドあたりの映画なら賠償請求で大金持ちになってハッピーエンドというオチにすることでしょう。映画の作り方とすればその方が売れそうでもあります。
ところが、事実はそういう安易なハッピーエンドとは一線を画しています。
本当のハッピーエンドとは、仕返しをして溜飲を下げることでもなく、拝金主義を助長する所有への衝動を満足させることでもないと飯塚氏の行動は訴えているんですが、映画ではこの部分がうまく伝わってきません。結果として、観客には盛り上がらないエンディングに見えてしまうことになっています。
映画では表現できていませんでしたが、実際にはこの選択こそが飯塚毅氏の本当の凄さだと私は思っています。
裁判に勝つために、社会党の代議士に協力を仰ぎました。国を相手に戦って勝った男として共産系の人たちから担ぎ上げられそうな予兆もあったそうです。
損害賠償請求の勧めに応じなかった理由には、そういう思想の人たちと徐々に距離を置くためでもあったと聞きました。ただ国に反抗をしたという人ではなく、高い志を持って日本という国の将来を考えていた人だったと思います。 -
公開されたときから興味はあったのですが、映画館には見に行けず、日本映画専門チャンネルで見ました。私が生まれる前の話ですが、国家権力に屈することなく自分の信じた道を歩む飯塚氏の志のまっすぐさに涙腺が緩んでしまいました。奥さんも子ども達も夫を信じ、見守っていることが一番の支えではなかったのか?私にそこまで夫を支えられるか?ということも考えさせられました。実際の世の中ではいくら正しいことを言ってても権力には勝てないことの方が多いと思います。この事件はきわめて稀だったのではないでしょうか?正しい人が救われる世の中になれば不幸なことは起きないのにと痛切に感じました。
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先日、宇都宮に行った時に、TKCの社長のお話を聴かさせて頂きました。
恥ずかしながら、この映画の題材となった事件の事は知りませんでした。
宇都宮から帰って早速、ビデオで観させてもらいましたが、国と戦うという事がどれほど大変な事か、信念が凄いなって感じました。
無罪を勝ち取っても、逆に訴えることなく、全国の税理士さんの為に素晴らしい会社を
作られたのですから、頭が下がります。
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