GONIN [DVD]

監督 : 石井隆 
出演 : 佐藤浩市  本木雅弘  根津甚八  椎名桔平  竹中直人  木村一八  ビートたけし 
  • 松竹ホームビデオ
3.65
  • (17)
  • (24)
  • (28)
  • (8)
  • (0)
本棚登録 : 132
感想 : 28
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988105052109

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • かつてはヤングエグゼクティブとして雑誌に紹介されたこともあったディスコのオーナー・万代(佐藤浩市)は、バブル崩壊で多額の借金を背負い、暴力団大越組の借金の取り立てに苦しんでいた。ある夜、万代は新宿のバッティングセンターで、サラリーマン風の男・荻原(竹中直人)に執拗にからまれ、反対に殴りつけると、荻原は呆気なく倒れて泣き出した。
    リストラで会社を解雇された荻原は、職を求めて夜の街をさすらっていたのだ。怪我をした荻原を車に乗せて店に帰った万代を待っていたのは、大越組組員による嫌がらせだった。三屋(本木雅弘)は過去に傷害罪で刑務所に入ったことがあり、それが万代の密告によるものと思い込み付け狙っていたのだ。三屋の誤解をとき、万代は一緒に仕事をしないかと持ちかける。
    万代は、大越組の金庫に眠っている大金強奪を計画し、仲間を探している最中だった。万代に憎しみとともに憧れも抱いていた三屋はそれを承諾する。
    翌日、万代は借金の返済を延ばしてくれるよう、大越組に頼みに行った。そこへ組員の金髪の青年・ジミー(椎名桔平)が、女の借金のことで文句を言いにきて幹部と大もめになってしまう。
    ジミーは、タイ人の売春婦ナミィーのヒモだった。その夜、ジミーを探しに行ったバーで、万代は用心棒をしている刑務所帰りの元刑事・氷頭(根津甚八)に出会う。氷頭は万代が現金強奪を計画した時から、仲間にしようと思っていた男だった。
    事務所の内部に詳しいジミーも仲間に引き込んで、打ち合わせを行っているところへ荻原が現れ、なかば強引に仲間入りし、計画は五人で遂行される。
    決して思い通りには運ばなかったものの、まんまと大金を手に入れた五人。
    だが、荻原が大金と一緒にナミィのパスポートを盗んでいたことから、大越組はナミィーと一緒にタイ逃亡を企てていたジミーを拉致、拷問する。すぐに、主犯が万代らしいことを突き止めた大越らは、万代のディスコを襲撃するなど報復を開始。
    総長が雇った殺し屋の京谷(ビートたけし)と柴田(木村一八)も、精神に異常をきたし、既に自らの手で一家を惨殺していた荻原や、氷頭の別れた妻子を次々に始末していくのであった。
    いよいよ自分たちの身に危機が迫っていることを知った万代と三屋は、万代の故郷・飯田へ身を隠そうとするが、京谷たちに逃亡途中で発見され、万代が殺されてしまう。
    万代との間に愛が芽生え始めていた三屋は、氷頭と捨て身の覚悟で大越組を襲撃。氷頭は命を落とすが、京谷以外皆殺しに成功する。
    こうして三屋は、金と万代の遺骨を持って再び飯田へと長距離バスで向かうが、警察に捕まったと思われていた京谷が現れ、バスの車中で相討ち。命を落とすのだった。
    鬼才・石井隆が、人生に行き詰まった男たちと組織との壮絶な闘いを、たたみかけるような小気味良いカメラ・ワークで、妖しい蠱惑的な映像美で描いています。
    佐藤浩市を始めとする演技派俳優の火花散るせめぎ合いも、素敵です。特に、ヤクザの事務所に強盗に入るシーンやラストの佐藤浩市の敵討ちに根津甚八と本木雅弘がヤクザの事務所に殴りこむシーンが、カッコ良すぎです。
    演技派男優同士のせめぎ合いが楽しめるシーンでは、五誠会襲撃に誘う佐藤浩市と襲撃の誘いを受けるか駆け引きする本木雅弘、襲撃に誘う佐藤浩市と別れた家族とやり直したい根津甚八の緊迫した駆け引きやビートたけしと木村一八のサドマゾ的な複雑な関係、リストラされたサラリーマン・萩原を演じた竹中直人の歪みきったの狂気、ボクサー崩れの椎名桔平とコールガールのナミィの儚い純愛、冷徹な死神のようなビートたけしの冷酷さ、妖艶な本木雅弘、したたかで複雑なキャラクターの佐藤浩市、不器用でタフで男気のある根津甚八が、印象に残りました。
    ちわきなおみの「紅い花」が、生き急ぐ男たちの戦いに、切ない絶妙な味付けを加えています。

  • 暴力に次ぐ暴力、めっちゃバイオレンス……となりながらも匂い立つ男同士の激重感情でした。
    GONIN、佐藤浩市さん本木雅弘さん根津甚八さん竹中直人さん椎名桔平さんという面子からつよい。
    襲撃する組の組員には鶴見辰吾さんやら永島敏行さん、雇われヒットマンにはビートたけしさんやろ……濃すぎる。
    画もバチバチでした。平成初期はまだ昭和を引きずってるけど、このジメッとしてるとこがいいな。。

    本木雅弘さんの艶が凄かったです。短髪でも充分な色気…ターゲットを手の平コロコロしてる男娼と思いきや、めっちゃワンコ系でした。佐藤浩市さんともっくんが一緒にいるのは最後のシーン、もっくん〜!!!!ってなりました。表情の変わり方、見入りました。黒ロングコートを翻しての襲撃も画になる。
    佐藤浩市さんと根津甚八さんと椎名桔平さん、暴力性と寂しさが同居しててこの御三方もよかった。佐藤さんと根津さんも色気が凄い。
    徹頭徹尾気が違ってる竹中直人さんの娘さんが栗山千明様だったなんて。。
    渡辺真起子さん超イケイケで格好良かった。序盤に撃たれたお姉さんの痛がり演技、音声だけなのにリアルな感じでした……

    雇われ殺し屋さんなビートたけしさん、事故からの復帰直後みたいでずっと目にガーゼは当たってるし雨のシーンで一人だけ傘差してらっしゃるけど、それが異様さを醸し出してて怖かったです。

    ラストシーンの寂寥感も良かった。
    動いてない人が二人乗ってるのに気付かないでバス動き出してしまうけど、結構長いシーンだったのに、動いてないお二人は瞬きもせず。
    バスの窓から外眺めてる(眺めてない)本木さん、美しいな…と思ってしまいました。
    どんなにドンパチやっても、残ったのはこれだから………そういえばふたりとも、愛してた相手をお互いに殺られてるんだな。たけしさんの「ちょっと休憩…」、最期はこんな風になるのかも。


    YouTubeの松竹チャンネルでの今月の無料配信作品の再配信。ありがたやです。
    来月の配信作品は松本清張原作・野村芳太郎監督『わるいやつら』。見逃せない_φ(・_・

  • 制作年:1995年
    監 督:石井隆
    主 演:佐藤浩市、本木雅弘、根津甚八、竹中直人、椎名桔平、ビートたけし
    時 間:109分
    音 声:


    社会から弾き出された5人の男がいる。
    人生の瀬戸際に立たされた彼らは、生き残りをかけて一発逆転の賭けに出る。
    暴力団の事務所を襲い、金庫にねむっているアブク銭の強奪!計画はまんまと成功。
    奪った金を山分けして、5人は新しい人生に踏み出すはずだったが、暴力団の報復がはじまり、5人VS暴力団の血で血を洗う壮絶な戦いの火ぶたの幕がきっておとされる。

  • ひたすらに緊張感が張りつめる1時間50分。いびつな登場人物たちが勢い任せに分不相応な事件を起こし、そして案の定みじめに人生に破れていく人間賛歌。愛した人すら奪われ、自分の命も奪われ、彼らは結局どこにも行きつけない。
    石井隆監督の映像美、カメラワーク、カット割りなど、エンタメ映画の神髄を感じることができる。怖い、そして美しい、そして容赦もなければ救いもない。
    この追われる(狩られる)不気味さは、スピルバーグの「激突」を思い起させた。
    人の無意識の根幹を刺激する傑作。

  • 確かに五人だわ。映像も暗くなくてイイ。

  • てっきり「オーシャンズ11」みたいな話かと思ったら全然違った…。

    ずさんな強盗計画はわりとあっさり成功し、映画としては後半のヤクザに追われる逃避行がメイン。もちろん全員悲惨な殺され方をするわけで、完全なノワール映画でした。

    それにしてもキャストの芝居がひどいなぁ。わめくばかりのオーバーな芝居をする役者ばかりの中で、根津甚八の渋さだけが光りましたが。

  • 金を得るため、五人の男が暴力団を襲う。現金強奪は成功したものの、暴力団の復讐が始まり・・・

    竹中直人の不気味な役所が印象に残る。五人の中で恐らく最も狂った男だろう。

  • 1995年の作品で、佐藤浩市、本木雅弘、根津甚八、竹中直人、ビートたけしとそうそうたる出演者がみんな若い。とりわけ本木雅弘はギラギラした若者で風呂に入るために服を脱いでいくといった無意味なシーンがおかしい。古い映画のせいか登場人物が自意識過剰でオーバーな演技をする。演技の裏も透けて見えるのでうんざりする。しかし現金強奪に成功して逆襲にあうところは凄惨な感じがうまく出てあまり気にならなくなる。情念の石井隆らしい世界。殺し屋のビートたけしもいい。調べるとすでに「ソネチネ」ができてる後のようだ。

  • 前半部分はゆるい犯罪物語で、正直「駄作?」と思ったのですが、強奪以後の展開が神すぎる。日本映画では珍しいカークラッシュシーンまである。石井監督の大傑作!

  • 暴力団の金庫から現金強奪を企てた5人の男たちの顛末を描いたバイオレンス・アクション。

  • いくつかの「死にざまの美学」を鑑賞できる映画だった

    うん、誰かが生き残るより、いっそすがすがしい

    美男子なゲイの役の本木雅弘が思いのほか良かった
    これも純愛というのかな
    佐藤浩市に思いがけずキスされた時のきょとん顔がかわいかった

  • DVDにて鑑賞済みでしたが今回トークショー付きリバイバル上映にて映画館で鑑賞。もうやっぱり大画面であの迫力と映像美たまりませんでした。ハードボイルドアクションでありながらホラーでありスタイリッシュなアート系フィルムでもあり純愛であり人間ドラマでもあります。殆ど男しか出てこないのに(だからこそ?)この色気はなんなんだ!?BLなんてクソ喰らえ的なハードボイルドホモ男色ドラマでもあります。なんてったってそれを大俳優の佐藤浩市さん×もっくん、たけしさん×木村拓哉じゃなくて(笑)木村一八が演じます!めっちゃ濃いです!キスシーンしかないのに色気ダダ漏れなんです。腐女子も腐女子じゃない方も必見です。ストーリー、演出、音楽、俳優陣、バブル終焉の頃の胡散臭さも引きずっててこれ以上ない傑作です。サーガは時代が違うのである程度洗練されてあっさりしてしまうのかなと予想しますが、今から楽しみでなりません!

  • 子どもの頃、
    初見時から猛烈に惹かれて、
    その後何度も繰り返し鑑賞しては、
    佐藤浩市ともっくんのシーンで涙した、
    個人的に伝説的一作品。
    バイオレンス、当時から好きだったのだ。

    しばらく観ていないが、
    サーガが上映される前に、また観たい。
    だがしかし、伝説的作品であるからこそ、
    サーガはいまいち観たくないような…。

  • (1995年作品)

  •  ただの北野映画だった。ストーリーに重点を置いて見てしまうので、評価は下。俳優陣はさすがに実力派ぞろいだった。

  • 個性際立つキャラを役者がイキイキと演ずる。みんなすこぶる楽しそうで羨ましい。ビートたけしは最高の被写体であることを証明した。

  • 腐女子公認バイオレンスアクションヤクザ映画w

  • ロードショーで観たから、17年間ずっともう一度観たいと思ってた(まあ、レンタルでもすればよかったんだけどw)。huluに入ってるのを発見したのでそうそう再見。切れてるなぁ。キャラとかストーリーもだけど、ビートたけしの殺し屋とか撮り方が本当にキレてる。この頃の石井隆はこの作品も「死んでもいい」も「夜がまた来る」も最高に好きです。

  • 見たとき雷が頭の中で!

  • 日本版レザボアドッグスってどっかのレビューで見た。確かに絶滅型ドンパチだし、三角に同時に撃つシーンはモロパクリだなぁ。
    たけしはやくざ役が一番ハマるね。

全25件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

■石井 隆(いしい たかし)
1981年4月 東亜火災海上保険㈱、現在のトーア再保険㈱入社
2000年1月 Danish Re、現在のMarkel International入社
2001年5月 Gen Re(Berkshire Hathaway Group)入社、日本支配人就任 
2016年9月 Gen Re日本の損害再保険担当役員就任
2017年4月 ジェンリー・ジャパン・サービス㈱設立に伴い代表取締役社長を兼務
2021年6月 ㈱保険研究所 代表取締役社長就任

「2022年 『大変革社会とリスク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×