1831年のシドニーが舞台。最後は幸せな終わり方でよかった。当時のオーストラリアの様子が興味深い。イギリスの流刑植民地だったオーストラリアだが、政治犯だけでなく普通の犯罪者もいたようだ。オーストラリアでは今が大切で昔のことは聞かないのがルールだ、という。前科があっても今からやり直せるのだ。主人公夫妻も夫は刑期を終え、新規まき直しで一財産築いた設定。使用人はほとんどが前科持ち。
アイルランドからやってきた夫婦と、オーストラリア提督の補佐官としてやってきた青年。新しい国オーストラリア、貴族はいないものの、提督などの階層と、刑期明けの者たちの階層の差は存在しているようだ。
お屋敷のお嬢さんと馬の世話係だった男性が夫婦になってオーストラリアに来た。階級の差を超えた愛が貫かれた、という筋。
当然お嬢さんの家族は反対し、駆け落ちした二人を追ってきた兄は男を殺そうとし、それを見た妹は兄を殺す。罪をかぶった男はオーストラリアに7年の流刑になり、妻も男を追ってオーストラリアに来て刑期の明けた男は頑張って人財産築くが、屋敷の女中は主人への好意から妻に酒をのませ精神的に追い詰めていた。ここらへんがヒッチコックらしいちょっとスリラー部分が入る。
イングリット・バーグマンが妻役。
原作:ヘレン・シンプソン「Under Capricorn」(1937発表)
1949アメリカ
2020.8.20アマゾンプライム無料