三人の名付け親 [DVD] FRT-133

監督 : ジョン・フォード 
出演 : ベン・ジョンソン/ジェーン・ダーウェル/ジョン・ウェイン/ハリー・ケリー・Jr/ペドロ・アルメンダリス 
  • ファーストトレーディング
2.73
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本棚登録 : 27
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4560285901332

感想・レビュー・書評

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  • クリスマスに聖書が関連しているとはいえこんな暗いテーマの映画が制作されるんですね!希望が残る最後とはいえ、ほぼ中盤から終盤が絶望的で仲間が死んでいくのに赤ちゃんを託されて生きるしかない主人公が可哀想でした。

  • 「プレミアム・シネマ」にて。「スリーメン&ベイビー」の元ネタとの話から、強面のおっさんたちが育児に悪戦苦闘する話かと思いきや、(そういう要素はありながらも)赤ん坊を託された悪党の改心と魂の救済とを描くという、重いストーリーでした。比較するなら、むしろ「レ・ミゼラブル」ですね。

    赤ん坊を抱いて砂漠を歩き、仲間が次々に死んでしまうシーンなどは見ていて辛かったのですが、ラストだけはやけに能天気なんですよね。不思議なバランスです。

  • 時間があれば

  • 終盤、先に他界した2人の声が聞こえると、次第に2人の姿がオーバーラップしてジョンウェインについていく。現在から見れば限られた技術のなか、安易にCGなど使わず(そもそもないのだが)、こうして工夫した表現(しかも的確!)を追求する姿勢が素晴らしい。

    ああやってサボテンを絞って(苦い)水を確保するとは。知らなかった。

    【ストーリー】
    アリゾナのウェルカムにやって来た3人の男が、突然町の銀行を掠奪して砂漠の中に逃れていった。3人のうち首領格は逞しいボッブ(ジョン・ウェイン)で、あとの2人は中年のピート(ペドロ・アルメンダリス)とまだ年若いキッド(ハリー・ケイリー・ジュニア)であった。

    烈日を浴びて砂漠を行く彼らは渇に苦しんだが、深傷を負っているキッドは1人耐えがたかった。砂漠には所々に旅人のための水槽タンクがあり、彼らはその1つであるマジャヴ・タンクへと急いだが、そこはすでに町の役人スイート(ワード・ボンド)が部下とともに先回りしていた。彼らは追手の裏をかき逆戻りしてテラピン・タンクへ向かった。そこには1台の幌馬車が止まっており、中に1人の若い婦人がいた。

    ニュー・イエルサレムから来た彼女は身重の体であり、まもなくピートの世話で赤ん坊を生み、3人に赤ん坊のことをくれぐれも頼みながら死んでいった。3人は途方にくれたが、婦人の残していった聖書に力を得てニュー・イエルサレムに赤ん坊を連れて行くことにした。

    しばらくしてテラピン・タンクに来たスイートは幌馬車の中に残されていた婦人の衣類が彼の姪のものであると知って、3人が彼女を殺したものと思い、ますます彼らに対する憎悪に燃えた。その頃3人は死の苦しみと闘っていた。キッドは死に、ボブとピートは赤ん坊をいたわりながら砂漠をさまよったが、突然ピートは足を折り、いまはこれまでと自殺した。

    ボブは1人、最後の力をふり絞り、倒れては立ち遂々ニュー・イエルサレムに辿り着いた。スイートはボブを捕らえた。一部始終を聞いた彼は、憎悪の念も消え感謝の気持ちさえ湧いた。だが銀行掠奪の罪は消えず、ボブは自ら名づけ親となったこの赤ん坊をスイート夫人の手に預け、罪を償うため潔く列車に乗っていった。

    「静かなる男」と同じくジョン・フォードとメリアン・C・クーパーが主宰するアーゴシイ・プロ製作の1949年作品。すでに3回映画化されているピーター・B・カインの原作を、「黄色いリボン」のローレンス・ストーリングスと「静かなる男」のフランク・S・ニュージェントが脚色し、「栄光何するものぞ」のジョン・フォードが監督したテクニカラー作品。

    撮影は「静かなる男」のウィントン・ホック、音楽は「黄色いリボン」のリチャード・ヘイゲマンの担当。主演は「静かなる男」のジョン・ウェイン、「アパッチ砦」のペドロ・アルメンダリス、「黄色いリボン」のハリー・ケイリー・ジュニア(初出演)の3人で、「静かなる男」のワード・ボンド、「リオ・グランデの砦」のベン・ジョンソン、「アパッチ砦」のメイ・マーシュ、「静かなる男」のミルドレッド・ナットウィック、ジェーン・ダーウェルらが助演する。

  • 序盤は楽しかったけど宗教色が出てくるあたりからタルくなった(私は)。

  • 3人のならず者が、生まれたての赤ん坊を守るために奮闘する姿に心奪われる。当たり前と言えばそうかもしれないけど、この3人の置かれてる過酷な状況を考えると、自分だったら彼らのように行動できたかなと。3人の熱い友情と不屈の精神は見習いたいと思う

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