駅馬車 [DVD] FRT-058

監督 : ジョン・フォード 
出演 : ジョン・キャラダイン/ルイズ・ブラット/ジョン・ウェイン/トーマス・ミッチェル/クレア・トレヴァ 
  • ファーストトレーディング
3.71
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4560285900588

感想・レビュー・書評

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  • 迫力のある映像とはこういうのをいうのか!という衝撃をうけた。映像だけでものすごくワクワクできる。映画の本質だなぁと思った。

  • a-Too、¥100.

  • アクションシーンがすごいのは有名だけど。個人的にダラスとリンゴの生き方に心打たれる。あぁいう人になりたいわ

  • (1939年 ジョン・フォード監督)

  • 階級や身分もまったく異なる者達がひとつの駅馬車で同じ場所を目指す。
    銀行家等の身分の高い者は横暴なキャラクター、弱者は人柄の良いキャラクターとして描かれるのは当時の社会の姿をそのまま反映しているよう。飲んだくれの医者が途中から格好よくなっていくのが良かった。

  • ザ・西部劇!という感じの一本。1時間半の間に、ウエスタンで連想するものがすべて登場する、と言っても過言ではないようなストーリー。
    ところで、この映画に登場する 「Bury Me Not On The Lone Prairie」(寂しい草原に埋めないで) は、違う歌詞やタイトルが複数存在するメロディーで、「The Cowboy's Lament」(カウボーイの嘆き)や「The Ocean Buria」(大洋の埋葬)などなど、調べると本当にたくさん出てくる。
    おおもとは、アイルランド民謡の「The Unfortunate Rake」(不運な道楽者)だ、という説を見つけたけれど、こちらはうまく音源が見つからず、真偽は未だ確かめず。 でも、アイルランドからの移民が海を渡ってくる途中で唄い継いできたというのなら、海や草原、さまざまな歌詞の変遷も納得できる。

  • キャラ個性、ストーリー展開ともに
    なかなか。
    アクション映画の元みたいな映画。
    へたなアクション映画観るより、
    いいかな?程度。

  • 西部劇映画の金字塔。すごい。完璧な構成と人物描写。三流だったジョン・ウェインが一流に見える。トーマス・ミッチェルもかっこいい。ラストは粋すぎて鳥肌。DVD買った。

  • 西部劇らしいハラハラするシーンも素晴らしいが、駅馬車に乗り合わせた人たちの関わり方がいいなあ、と。あと、リンゴがかっこよすぎる。

    <あらすじ>
    ニューメキシコ州ローズバーグ行きの駅馬車に、町から婦人会(モラリティ・リーグ)によって追い出される、娼婦ダラス(クレア・トレヴァー)、アルコール中毒の医者ブーン(トーマス・ミッチェル)、バージニアから来た騎兵隊大尉の妻ルーシー・マロイー(ルイーズ・プラット)、酒商人のピーコック氏(ドナルド・ミーク)が乗り合わせる。
    トント(話の起点)出発の際、南部出身の賭博師ハットフィールド(ジョン・キャラダイン)が「マロイー夫人の護衛」として乗り込む。
    これに御者のバック(アンディ・ディバイン)と保安官カーリー・ウィルコック(ジョージ・バンクロフト)、そして町外れで乗り込んできた5万ドルを横領し、ローズバーグへ逃げるつもりの銀行家ヘンリー・ゲートウッド(バートン・チャーチル)を加えて駅馬車はトントを発つ。
    トントを出てしばらくすると、脱獄後、父と兄弟を殺された敵討ちにローズバーグに向かっていたリンゴ・キッド(ジョン・ウェイン)が乗車するが、保安官は彼を拘束する。保安官、御者共にリンゴの友達であるが保安官はリンゴがプラマー兄弟と決闘しても殺されるだけ、と思いあえて彼を逮捕すると道中御者に説明している。リンゴーの懸賞金は500ドルで、勿論それも「いい」と保安官は言っている。
    ドクターブーンは、リンゴの殺された弟を治療したことがあった。
    トント出発の際、ジェロニモがアパッチ族を率いて居住地を出たので、駅馬車が襲撃される危険があると、護衛の騎兵隊がつくが(中尉;ティム・ホルト)、最初の停車駅(ドライフォーク)で次の護衛の部隊がいないため、ここから先は護衛なしで行くしかない、と言うことになる。
    この停車駅で、前進してローズバーグを目指すか、引き返すかの投票をしてローズバーグに向かうことに決定、夕刻、次の停車駅アパッチウェルズに到着。
    ここで、ルーシー・マロイーが卒倒し、その後ドクターブーンとダラスの助けで女児を出産。
    リンゴは道中親しくなったダラスにプロポーズし、一緒にメキシコに住もう、と言うがダラスは答えることを拒否する。
    リンゴは、ダラスに励まされて、敵討ちを諦めメキシコに逃げることにするが、丘の上の宣戦布告ののろしを見て諦める。
    急遽出発した駅馬車だが、渡し場に到着した時、渡し舟を含め渡し場全体が焼討ちにあっていることに気付く。仕方なく駅馬車をそのまま浮かして川を渡りきるが、このときインディアンの襲撃がなかったので川を渡った後は皆(渡し場でインディアンの鏡の信号を見たと思われるハットフィールドを除く)安心しているが、ドクターブーンが祝杯を挙げようとしたその瞬間、ピーコック氏の胸に弓矢が突き刺さる。
    この瞬間から、最も有名なアパッチ襲撃のシーンで、リンゴが駅馬車の屋根の上から戦う。御者が腕を打たれ、リンゴが先頭馬まで飛び移り手綱を引く。弾薬が底をつき、ハットフィールドが最後の一発でルーシーを死なせようとした瞬間、撃たれる。 その直後、騎兵隊のラッパが聞こえ、駅馬車は一人の犠牲と二人の負傷者と共にローズバーグに到着する。
    ローズバーグにはルーク・プラマーをはじめプラマー三兄弟が揃っている。リンゴの到着を知らされ3人は決闘へ。一瞬の銃撃戦の末、リンゴがダラスの元に帰ってくる。
    保安官とブーンが馬車でそこに到着し、リンゴはカーリー(保安官)にダラスを牧場まで送るように頼む。保安官はダラスも馬車に乗せてリンゴを送っていくことにする。 そして、保安官とブーンは馬車から降りると、馬に石を投げて、「彼らを文明から逃がす。」
    保安官はドク(ブーン)に「一杯おごるよ」と、ドクは「一杯だけな」と答え、荒野へ去って行くダラスとリンゴの馬車の後姿で映画は終わる。

  • まあ、登場人物のキャラが立ってる。
    70年も前の白黒映画だけど、やっぱりエンタメの源流。
    つか、エンタメは70年も前からキャラクターが大事ってわけだ。
    ラノベもそうだもんね!

    主人公はちょいワルのリンゴ。
    ヒロインは商売女に身を落しているものの、純粋な心の持ち主。
    臆病だけどいい人なうっかり八兵衛タイプの馭者。
    頼れる学級委員長タイプの保安官。
    気高い淑女と彼女に一目惚れしたニヒルなギャンブラー。
    きまじめすぎる酒売り(カンザス州カンザス市、ピーコックを何度もくり返す。5人の子持ちということも)。
    えばりん坊の銀行頭取、でも公金を横領しようとしている。
    そして、飲んだくれだがやるときはやる温かい心の医者。
    敵はインディアンと、リンゴの宿敵のパウロ?3兄弟(しかも一人はテライケメン。最後の10分しか出ないのにムダにイケメン。他にイケメンが出てないだけに印象的。この時代はこういうジャニーズ系なイケメンが受ける時代ではないのか?大人の男じゃないだけに。こいつも若気の至りのワルって感じで描かれてるし)。

    旅ものであることもいい。
    波瀾万丈のツアーは、紆余曲折ある人の人生そのもの。
    よく言われてるのが「駅馬車内は社会の縮図」。うん、そうだと思う。
    登場人物にはみんなカゲがあったり、悩みがあったり、過去があったり、うまくいかないことを抱えているけれど、精一杯生きている。そこに共感が伴う。
    護衛の兵隊さんがいなかったり、インディアンに襲撃されたりで、一行は街に引き返すかどうかを悩むのだけど、結局議論して多数決を取ると「前へ進む」ことになる。もちろん、引き返したいと言う人もいるのだけど。そういうところも面白いかな。

    話の展開もいい。テンポがいいし、どんでん返しの連続。
    起 駅馬車の出発、メンバーがそろう
    承 旅をしていく メンバーの交流
    転 途中の駅で護衛がいないことが分かり、夫人は急に倒れ産気づく
    転 危険が迫り出発、インディアンとの戦い
    転 無事に切り抜けたと思ったら、リンゴとパウロ3兄弟との決闘
    結 リンゴとダラスの新しい旅立ち
    エンタメはこうでなくちゃね!

    映像のつなぎも神。
    決闘シーンでは、リンゴが銃を撃つ場面と銃声のみが描かれ、次に兄弟のうちのイケメン・ルークが酒場に入ってくるシーン。
    リンゴは死んじゃったのか……と思わせておいて、ルークがばたりと倒れる。
    ダラスは銃声を聞いて、リンゴの死を思い泣いている。そこへリンゴがかけより、二人は抱き合う。
    どうなったか?をはっきり描かないで結末を観客にミスリードさせるところは映画ならでは。小説でも書けるけれど、こういうのは映像に軍配があがるよなー。
    似た場面では『アポロ13』の帰還の場面がそうだったかな。
    脱出ロケット?が海に着水するシーンの後、あきらめきった管制塔のしーんとした場面、そのあとに無事が分かるんだよね。カット割りの妙というか。

    話の流れでうまいと思ったのは、リンゴが駅馬車に乗り込んで、お医者さんと話をするところ。
    「やあ先生。俺は先生を知ってるよ」
    「ああ、子どものころ落馬をしたろう? ご両親がかついで来て治療したのを覚えてるよ」
    「それは俺じゃないな。弟だよ」
    「弟さんは元気か?」
    「彼は……殺されたよ」
    シーンとする馬車内の空気。ここでリンゴが刑務所を脱走してきたただのならず者ではなく、何かカゲを背負った愛すべき人物であることを表現しているわけ。

    あとは途中の駅の場面で。
    駅の亭主の妻がアパッチ一族であることに気付いて、驚くピーコック氏に
    「インディアンの妻を持つのも悪くない。襲われることはないからな……」という亭主だけど、まんまと妻がインディアンを手引きして馬を持って行かれるところ。それが引き金になって「ここは襲われる」と震え出す。
    要するに、駅が危なくなるわけで。ストーリーをも動かしてます。

    話はシンプル。複雑な設定はなし。守りたいもの<仲間><未来><土地>があり、行くべきところがある。友情と愛情、そして勇気がある。見終わったあとに爽やかさが残るハッピーエンド。広大な大地という舞台。よく分からない敵としてのインディアン、自分の未来をおびやかす3兄弟のワル。
    変に設定にこったりしなくても、ドラマはいくらでも作り出せるところが勉強になります。これはビバリーヒルズ青春白書なんかでもそうなんだけど。LOSTみたいに謎な島や組織がなくても、日常の高校生活だけでものっそドラマが作れるんだよね。参考にしなくては。

  • 西部劇と言ったら、この作品。
    古典的名作。

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