- Amazon.co.jp ・映画
- / ISBN・EAN: 4988021126878
感想・レビュー・書評
-
死神リューク(声:中村獅童)が落とした『デスノート』を拾い、世の中に野放しになっている凶悪犯を独自の判断で粛清していくエリート大学生・夜神月(藤原竜也)。犯罪者が不審死を遂げる中、人々の間では『救世主 キラ』の存在が囁かれていた。一方、キラ事件を捜査するためインターポールから派遣された探偵L(松山ケンイチ)は、月への疑いを深めていく。
「キラ逮捕に協力する」と月は自ら捜査本部に乗り込み、Lと月は互いに腹を探り合う。
そんな中、リュークとは別の死神レム(声:池畑慎之介)のデスノートを手に入れたアイドル、弥海砂(戸田恵梨香)は、顔を見るだけで相手の名前と寿命が見える『死神の目』を持つ。
キラを崇拝する海砂は『第2のキラ』と称し、キラを否定する者を殺していく。
海砂と手を組んだ月は彼女を使ってLの本名を知り、デスノートで抹殺しようと目論むが、機先を制したLによって海砂は監禁・尋問される。
海砂が自分との関係を自白しないよう、月はデスノートの所有者であることを一時放棄し、自らの監禁を申し出る。
一方、煽動的なキラ報道で視聴率を上げるさくらTVのキャスター、高田清美は、海砂が放棄した第2のデスノートを得て『第3のキラ』となる。
『第3のキラ』の登場に捜査本部は混乱し、所有権を放棄したことでノートに関する記憶を失った月は、Lと協力して『第3のキラ』の正体を突き止める。
清美の逮捕と死でデスノート、そして死神の存在が明るみとなり、記憶を取り戻した月は自分がキラである疑いを晴らす。
海砂を操り、Lを抹殺して完全勝利を収めようとする月だが、Lによってノートはすり替えられ、自分がキラであることを露呈してしまう。
月を見限ったリュークはデスノートに月の名を書き、月は絶命する。
一方Lも、キラを逮捕するため自分の命を諦め、自らの本名をデスノートに書き込んでいたのだ。
デスノート映画版完結編。
デスノートによって犯罪者を処刑していく夜神月と月を追い詰めていく名探偵Lの壮絶な知能戦は、死神の目を持つ弥海砂が、月の側に付き新たなステージに。原作を超えた予測不可能なラストも感動しました。家族を殺した犯罪者を裁いてくれた月を崇拝し、尽くしていく弥海砂を熱演する戸田恵梨香の演技や、月の父親で月と対決する鹿賀丈史の熱演もあって、本当の正義とは考えさせられる骨太なサスペンスアクションの傑作になっています。
ラストの邪悪な本性を剥き出しにして散っていくライトを演じる藤原竜也の演技は哀しさも秘めた熱演で泣けました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ミサミサの原作とのイメージが結構違って華奢だったな?
ライトのお父さんは貫いててカッコ良かった。
ラストのどんでん返しは、記憶が朧げだったおかげで素直にビックリして楽しめた。ライトの見苦しい程に抗う姿の演技は流石。
また時間あるときに原作読み返したいな〜。
【朧月】 -
今作の優れている点としては、やはり物語の展開(戦略の攻防戦)が挙げられる。計算しつくされた展開で、「次は一体どうなる!?」と幾度も思ってしまうほどに先が読めない。月をだまし、Lをだまし、観客までをも騙してしまう物語のち密さには、うまいと言わざるを得ない。
前作と同様に、そんな娯楽性をふんだんに盛り込みながらも、生死・善悪・人間の本質について深く考えさせられる作品となった。 -
デスノートをめぐる、夜神月とエルの戦い。
あまねみさという第二のキラを得た夜神月は、裏をかいて、エルと死神の目を持つあまねをあわせることに成功。これで名前がわかったと思ったらあまねを警察が捉え、監禁。デスノートを放棄したあまねは記憶を失う。
一方で、夜神月も拘束され、デスノートを放棄。しかし、その後自らの力でデスノートにたどり着けると予想して、デスノートを隠していた。予想通り、デスノートにたどり着き、あまねみさを再び自由にしデスノートを得させることで、エルを殺せると踏んだ。そのエル名前を書くことで、ついに夜神月が勝利。と思ったら、実はエルは自らの名前をデスノートに書いていたという裏をかき、夜神月の策略を手玉にとっていたというストーリー。一度見ていても、やっぱり面白い知略戦。そして、松山の怪演がひかる。 -
原作とは一味違ったラストなのに、期待を裏切らない展開に満足。
藤原竜也を含め、配役も申し分ない。
ミサミサかわいい! -
やはり最後は裁かれるか。キラの論理、一見よさそうにみえるけど、やはり暴走してしまう。
2006
2019.5.2レンタル -
前編に比べると、後編の方がエピソードが絞れていてさらにまとまりがよかった。
所々アラはあったかもしれないが、高田のキャラを上手く改編して短くまとめたと思う。
原作をしっかり読んだのでついていけたが、そうでないとノートのルールや所有権絡みで「??」と感じることが多いだろう。
ミサは客観的には可愛いと思うが、主観的には好みじゃないので可愛くない。
性格的にも、月へ一途で従順なはずだが、それが声や表情などの演技に表れていないところが残念。
松山ケンイチの不完全なLも、4時間も見れば慣れるというもの。最後まで原作のLになることはできなかった。
藤原竜也の鬼気迫る演技は良かった。特にラストは怪演と言っていい出来。
ラストの展開は、そうきたかーと唸るような仕掛けで良かった。
ただこのラストのためだけに前編から見るのはだるい。何か作業しながら見るくらいでちょうどいい。 -
完結編となる本作も再観賞。原作とは異なる結末が一番評価されているという稀な実写版。サブタイトル回収といい、鮮やかなオチ。藤原竜也の演技も素晴らしかった。片瀬那奈の棒演技と謎のセクシーアピールだけは腑に落ちないが、以降邦画の前後編作品でこれ以上の物はないかもしれない。それくらい良くまとまった作品でした。
-
映画『DEATH NOTE』後編。第二のキラ・弥海砂(戸田恵梨香)が現れ、月が海砂を徹底的に利用し、Lを消そうと企てます。
原作の蛇足部分をしっかり削り取っているところと、原作では使われなかった 「一度名前を書かれたら上書き不可能」というルールを上手く使った終わり方が良かったです。
ストーリーは何度も構図が反転する展開で楽しめましたが、都合の良いルールが後出しされているのでカタルシスを得ることは出来ませんでした。
また、海砂が一切関わっていないノートを触って記憶を思い出すなどルールの細かい部分が説明不足で、コミックスを読んでないとついていけないと感じました。 -
1度見たはずなのに完全に忘れてしまったので、再度見る。
やっぱり面白いです。マツケンのLがなんともいえない。
Lが何を食べているのかがひたすら気になるという…。