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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988003982041
感想・レビュー・書評
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ドンシーゲルの『殺人者たち』。以前から気になってた映画だけど、観る直接のきっかけはジムジャームッシュがこの映画を好きな映画のひとつに挙げてたから。(リーマーヴィン主演だからなのもあるかも。彼は「リーマーヴィンの息子たち」という秘密結社を作ってるみたいだしw)
ドンシーゲルといえばサムペキンパーやクリントイーストウッドの師匠としても有名ですね。
『ダーティハリー』は超有名作なので別としても、やっぱり『突破口!』が一番面白いと思う。これは色んな人が言ってて、町山さんとか、あとあんまり好きじゃないけど井筒監督とかも好きな映画として挙げている。
(ちなみに町山さんお薦めは『突破口!』『ダーティハリー』『殺人者たち』『ボディスナッチャー恐怖の街』『マンハッタン無頼』『刑事マディガン』『真昼の死闘』『白い肌の異常な夜』『アルカトラズからの脱出』の順だそうで、私は『刑事マディガン』だけ観てないけどこれには概ね納得。)
『殺人者たち』ですが、これ始まっていきなりスタンダードサイズだったからテレビ映画なのかな?と思ったらやはりそうでした。バイオレンス描写が激しいので、テレビから劇場公開に変更になったらしい。
で、もうほんとにバイオレンス描写が…流血がどうのこうのじゃないんです。ヒットマンのリーマーヴィンの相棒、クルーギャラガーがめちゃくちゃ残虐そうで怖い。直接的なバイオレンスよりこっちが怖いってやつです。
話は倒叙ミステリの構造みたいになってて、もうひとりの主役がジョンカサヴェテス。
ハードボイルドというかフィルムノワールですね。クライム映画。そして、この映画は『ルパン三世』の最初のテレビシリーズ、大隅ルパンの方向性に非常に近い(高畑勲&宮崎駿が参加前のやつね)。すごくカッコいいです。
メインキャストで、レーガン大統領に似てる人がいるなあ…と思ったら本人でびっくりした笑。元々俳優なのは有名だけど、出演作を今まで観たことがなかったです。そして「ロンざまぁwwww」となる映画。
原作はヘミングウェイ。音楽はまだいわゆるジョンウィリアムズ化するまえのジョンウィリアムズ。
★4にしたのは今の目で見ると、合成とかがちょっとツラいから。それ以外はものすごく良い映画でした。なにより1964年当時にここまで過激なことをやってたのに驚く。(ヘイズコード撤廃は1968年なのでその4年前)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ラスト、車から降りた男の足下を映す。すると、数滴の血が地面に落ちる。引きずりながら動かす足を追う。うまい。
とっぽい自動車レーサーの登場の仕方も無骨で良かった。
【ストーリー】
ろうあ学校の教師ジョニー(ジョン・カサヴェテス)は殺し屋チャーリー(リー・マーヴィン)、リー(クルー・ギャラガー)に殺された。だが、殺し屋の2人は何のためにこんな男を、と疑問を持ち、ジョニーの過去を賞金ぬきで知りたくなった。
以前、ジョニーは自動車レースのベテランだった。それはスパルタ風の練習と節制の賜物であった。ところが、シーラ(アンジー・ディッキンソン)という女が現れてから、彼は変った。レースにも負け、おまけに車で事故も起こした。忠告する同僚にも耳をかさなかった。
ある日、シーラは彼をジャックという評判の悪い男に紹介した。ジャックは現金輸送の車を襲う計画をジョニーに話し、シーラとの生活をほのめかした。一定の時間に一定の道を通る現金輸送車。交通巡査を装った仲間が標識を変えて輸送車を迂回させ、そこで追い越して現金を強奪するというのだ。
彼らの計画にはどうしても自動操縦のエキスパートが要る。シーラに溺れたジョニーはその仕事をひきうけ、それは成功した。だが、同僚の忠告通り、彼女はジャックの情婦であり、彼の指図で動いていたのをその時になって知った。
ジャックの凶弾に傷つきながらも彼は危く逃れた。各地を放浪の末、ろうあ学校の教師になっていたのを知ったジャックが、2人の殺し屋を雇ったのだった。今はジャックは足をあらい、実業家になっていた。殺し屋たちはジャックを訪ね、そのときの100万ドルを出せと迫った。
ジャックは現金用意の余裕を求め、シーラを呼び寄せ、2人を消すことに決めた。約束の時間、事務所の前でリーはジャックのライフルに倒れた。チャーリーは負傷にめげず、ジャックを撃ち、シーラを殺した。だが、出血のため、現金の詰まった鞄を持ったまま死んだ。
ヘミングウェイの「殺人者たち」をジーン・L・クーンが脚色、ドン・シーゲルが演出・製作したギャングドラマ。撮影はリチャード・L・ロウリングス、音楽はスタンリー・ウィルソン、主題歌は「シャレード」のヘンリー・マンシーニが担当した。出演はTV「シカゴ特捜隊M」のリー・マーヴィン、TV「西部の対決」のクルー・ギャラガー、「ニューマンという男」のアンジー・ディッキンソン、TV「87分署」のノーマン・フェル、ジョン・カサヴェテス、ロナルド・レーガンほか。 -
古い作りだが、 堅牢でいつの時代にも価値を失わないハードボイルド。
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