ホウ・シャオシエン監督 『百年恋歌』 [DVD]

監督 : ホウ・シャオシエン 
出演 : スー・チー/チャン・チェン 
  • 竹書房 (2007年4月20日発売)
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レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4985914752237

感想・レビュー・書評

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  • 舒 淇の3時代のヒロインの演じ分けに拍手。特に1966年、秀美が男性と再開した時の表情と感情表現が絶妙。ピュアな嬉しさがこっちまで伝わってくる。素直にかわいい。2005年の危うさと繊細さも引き込まれる。
    また3部構成されている恋愛夢、自由夢、青春夢のタイトルも、よく内容が含意されている。セリフが最小限な分、感覚がじわじわ研がれる。もう数回味わいたい映画。

  • 序盤のビリヤードの滑らかなキャメラワーク、画面構成が完璧だ。ごくごく最低限のセリフを抑制しながらも、慕情みたいなものが伝わってくる。感動と呼ぶにふさわしい。

    3部目のバイクのシーンも、どこか北野ブルーを彷彿とさせ、大都会の荒み具合の描写が素晴らしい。

    【ストーリー】
    1966年。兵役を明日に控えた若者(チャン・チェン)は、高尾のビリヤード場にやってきたシウメイ(スー・チー)と出会い、恋に落ちる。休暇がとれた若者は、まっすぐに彼女の働くビリヤード場へと戻ってきたが、彼女の姿はない。シウメイの足跡を追って、若者はバスに乗った。

    1911年。遊郭にランプの灯がともる。遊郭に通う外交官チャン(チャン・チェン)と芸妓(スー・チー)との間には、いつも穏やかな時が流れ、芸妓と客という以上の深い想いが通い合っていた。しかしチャンは彼女を妾として迎えることを拒み、革命家と合流するため、日本へと旅立ってしまった。

    2005年、現代の大都会・台北。歌手のジン(スー・チー)は、カメラマンのチェン(チャン・チェン)と出逢い、激しく惹かれ合う。しかし二人にはそれぞれ恋人がいた。ジンは「あなたは誰? 何が欲しいの?」と歌う。激しく愛を渇望しながら、傷つけ合ってしまう恋人たち。ジンの心が離れて行くのを感じた恋人は、彼女なりのやり方で三角関係に終止符を打とうとする。

    1911年、1966年、2005年と三つの時代のそれぞれの男と女の恋を描くラブストーリー。監督は「悲情城市」「珈琲時光」のホウ・シャオシエン。出演は「夢翔ける人 色情男女」のスー・チー、「2046」のチャン・チェン、「冬冬の夏休み」のメイ・ファン。2005年東京国際映画祭第2回黒澤明賞受賞作品。

  • 3部から成る。1966年、1911年(辛亥革命)、2005年。
    観始めて初っ端、電燈のシーンで背筋に鳥肌が立った。
    この監督の作品はあまり観たことがないが、本作では、むき出しの光ではなく、網やガラスやカーテンやを通り抜けてきた光が映し出されている。
    とくに、第2部のガラスと光。溜め息が出た。いったいこれらの光を、製作陣はどこまで自覚的にコントロールしているのだろうかと訝しく思った。演出の結果と言うには、あまりに美しい映像だった。

  • 寝てしまいそうな空気、カメラワーク、セリフ。どれをとってもこの監督の魂がいたるところに見られる作品です。ビリヤードを盗撮してる感じで撮るのはさすが。

  • 2人の俳優がそれぞれの時代の男と女を演じるオムニバス映画。
    3部から構成されるラブストーリー。

    1部は1966年が舞台。
    ビリヤード場で働く女に恋に落ちた男。
    兵役間近の男は、女の居所を探し、そして再会する。
    中国独特の鮮やかな色づかい。
    どこか官能的な空気に包まれている。
    純愛。正に映像美。

    2部は1911年。
    いきなり無声映画になる斬新さ!
    革命家に恋している遊郭の女の話。
    男は女を妾にしようとはしない。
    衣装が美しい。音楽が切ない。

    3部は2005年。
    写真家の男と歌手の女が突然にして激しい恋に落ちる話。
    とても現代的なラブストーリー。
    携帯電話も出てくれば、インターネットでの出会いや、
    MIDIキーボード弾いてるシーンも出てくる。
    ベタですが、バイクに乗っている美しいシーンも出てくる。
    青みがかった冷たい空気感が特徴。


    空気の撮り方がとても素敵。
    影が明らかに多いのだけど、それがとてもアジです。
    いい感じの深みがあるというか....。
    それぞれの時代の微妙な恋の感情がうまく表れ出ているのではないでしょうか?


    お気に入りは、第1部の屋台でご飯を食べているシーン。


    今回オムニバスだったのでじっくり落ち着いて観る感じがありませんしたが、別の長編も観てみたい。


    スー・チーが美しい。

  • 1.06年東京国際映画祭

    2.監督:ホウ・シャオシェン
    出演:スー・チー, チャン・チェン
    1911年、1966年、そして2005年。3つの時代に生きる男と女の恋物語を極上の映像で綴った、至福の映画。

    3.三話のショートストーリー。キャストはどの時代もスー・チーとチャン・チェンが演じています。大好きなチャンチェンが出ているので見に行きました。
    ちなみに2005年の[青春の夢]はアジア特有の若者の退廃的な雰囲気がどっぷり出てて良い。

  • きた〜、撮影/リー・ピンビン。
    相変わらず気取らず美しい光たちの連続。
    しゃべりすぎない魅力も華流独特。
    パラレルワールド的世界観とそれによる時代性描写も面白い。
    現代に向かうにつれてすれ違いの原因や質感が
    奥ゆかしさによるものからディスコミュニケーションによるものに変化しているのは、
    なんというか言い得て妙とジジイ的説教のあいのこだなぁ。

  • <A HREF="http://tg.cocolog-nifty.com/diary/2007/03/post_1ad1.html" target="_blank">2007年3月11日</A>

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