エコール [DVD]

監督 : ルシール・アザリロヴィック 
出演 : ゾエ・オークレール  ベランジェール・オーブルージュ  リア・ブライダロリ  マリオン・コティヤール  エレーヌ・ドゥ・フジュロール 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.50
  • (104)
  • (130)
  • (269)
  • (32)
  • (15)
本棚登録 : 1120
感想 : 172
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102349332

感想・レビュー・書評

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  • 美しい深い深い森の中。
    どーっと水の強い音。
    運ばれてくる棺。
    少女はどこから来てしまったのだろう。
    この妖精の世界へ。
    白いワンピース、赤いリボン、ダンス。
    無垢な少女は世の中を何も知らずに生物の勉強とダンスをして成長していく。
    少女だけの世界で。
    森の中で自由に遊び水の中を泳ぐ。
    この生活は果たして素敵なものなのか残酷なのか。
    純粋な少女から大人へと成長していく少女達。
    複雑な気持ち。
    外の世界への興味心。
    そして少女達はこの世界からどこかへ消えていく。

  • 様々な少女たちの淡い時。

  • 天鵞絨のような深い森の中にある、
    少女たちの秘密のエコール(Ecole)。

    6歳から12歳までの学年ごとに
    きめられた色のリボンで髪結いをした、
    純白色の制服の少女たちは、自然の摂理と、バレエを学ぶ。

    純潔無垢(原題は《Innocence》である)の寓話。
    バレエのルッソンのためのピアノと、オルゴール、
    仏蘭西語の甘い囁きだけが聞えてくるフィルム。

  • どうもこの手の映画は無防備になるのかもう一度見たくなるし、この気持ちのままに評価すると酷評なんてとんでもない。
    引っかかったのは人数の問題。ビアンカのクラスは青リボンの儀式なかったの?とか、舞台は誰と誰?なんて考えてしまいます。その他は、意図的に説明もつながりも排除したストーリーとしてみれば、わからないところはなかった。メタファーなのか少女らしさを趣旨換えなのかというのはあるけど、自己解釈で万全です。
    幼女5歳くらい?~少女10歳くらい?の裸がばんばんでてきます。が、エロティックではない。内心ほっとしつつ、無防備さという武装もあるのだなあと感心しました。成長もテーマのひとつなので、天気や空間にぷかぷか浮いているいやらしさはあります。においと特有の哀愁、自己投影か?老けたなあと思うわけです。最後はお父さんの気持ちになりかけました。
    綺麗、だけではない映画です。芸術とは毛色の違う、お裁縫箱に感じる魅力。撮影だからでしょうが、子供たちの関わりが映るたびに繋がりなおしていてフラットでよかった。
    最後まで見ない楽しみもある。残らない内容とは裏腹にしっかりと加工された映画。

  • あやしく耽美な少女たちの美しさに惹き込まれる。

    特に大きなストーリーの変化や強いメッセージ性が感じられず、
    観賞用の映像作品として見てしまうのもおすすめ。

  • つい引き込まれる映画だった。映像がきれい。覗き見してるような不思議な気持ちにさせるけど、自分の少女だったかんじをふとおもいださせるよ。肝心のラストはなにを伝えたいかがよくわからなかった。

  • もやもやする終わり方なので、好き嫌いが分かれそう。私は好きです。

    映像がきれいで、少女たちが美しくて儚くて不気味で・・・
    少女たちのなんともいえない危うさと、あの学校の奇妙さ。みていくうちに不思議な気持ちになりました。
    大人や男を知らない少女たちがこれからどのような道を歩んでいくのか。想像したら悲しくなりました。
    まさにイノセンス。

    ロリコン好きにはたまらない映画なんだろうなぁ。

  • そこは森の中の学校(エコール)。七色のリボンで色分けされた、七人の少女達が、密やかな七年間を送る場所......。純粋で無垢な少女達が、壁の外側の世界に興味を持った時、訪れるのは死か沈黙か。少女達が何処からやって来て、何処へ行くのか……それは誰にも分からない。
    棺の中で目を覚ましたイリス。赤いリボンの彼女は、壁の中での七年間を受け入れる。
    利発で好奇心旺盛なアリス。青いリボンの彼女は、もう戻らない。
    成長する身体とは裏腹な心のビアンカ。紫のリボンの彼女は、紫のリボンを箱にしまう。
    誰にも侵されることのない、幻想の少女世界。美しく哀しい彼女達の世界へ、ようこそ。

    ..........★★★★★!!もう、★五個と言わず、十個あげたいくらいです!!
    見た限りでは、かなり好みは分かれそうな作品ですが、私の場合は一発KO。かなり好きな作品です。
    ストーリ性は薄いですが、一瞬一瞬のイメージが鮮烈。美しいだけではない、少女達の悲しさや不気味さ、生々しさが表現されていて良いです。物語というよりは、短い詩が連続して繋がっていく感じ。少女達の白で統一された服と、七色のリボンの色合いも綺麗です。
    全体に漂うそこはかとなくほの暗いイメージ。上品さの中に見え隠れする、かすかな野蛮さ。全てが、心に残る映画でした。

    見る人は、かなり選ばれます。
    が、好きな人にはかけがえのない世界観だと思います。

  • 現実感の全く伴わない、耽美な幻想少女映画。大好きです。

  • 同監督の『ミミ』を観たことがあって、あれも確かアニエスb.協賛だったような…。
    『ミミ』はちょっと苦手だったので、もしかしてこれも?と思い、観るのを迷っていた映画でした。
    でも、その先入観も影響してなのか★4つ(5点満点で)でした。
    ただし、お勧めという感じではなく、好き嫌いが分かれそうな映画です。
    映像に色が少ないし、静かな世界なので、じっくり入り込みやすい。(疲れてたら寝ちゃうかもしれないけど)
    原題は「イノセンス」なんだけど、数年前に同名の日本アニメ映画があったから、「エコール」にしたのかな?
    邦題って、変なものもあるけど、これは素敵だ。

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