エコール [DVD]

監督 : ルシール・アザリロヴィック 
出演 : ゾエ・オークレール  ベランジェール・オーブルージュ  リア・ブライダロリ  マリオン・コティヤール  エレーヌ・ドゥ・フジュロール 
  • ジェネオン エンタテインメント
3.50
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  • (32)
  • (15)
本棚登録 : 1120
感想 : 172
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  • Amazon.co.jp ・映画
  • / ISBN・EAN: 4988102349332

感想・レビュー・書評

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  • ついに観れました、ずっと観たかった『エコール』!!

    とても不穏で可愛いかったです。と同時に物語は凄みを帯びてもいて、アリスの選別シーンでは和やかな感じがかえって怖かった……。でもそんな世界観がものすごく好み。カメラワークも良かった(笑)

    関連した人形写真集に、陽月さんの『Ecole(エコール)』がありますが、いつかこちらも手に入れたい!

    箱庭の中の少女……。澁澤龍彦の『少女コレクション序説』を彷彿とさせます。

  • わけわかんない系映画の極み。

  • 神秘的な森と可愛らしい少女たちの過ごす時と、謎に包まれたまま終わるラストシーン。機会があれば原作も読んでみたい。

  • 女子校ってこうなのよ。うん。
    とうなづけてしまった作品。
    評価が分かれるのは分かってる。
    でも私はすき。

    檻の中で彼女たちは大人になる。
    そんな、耽美ですこしこわーい映画。
    すてき。

  • フランス映画好きなんだけどなぁ、、、期待度高すぎたからかちょっと期待はずれ。
    幼女の森。ロリータの森って感じ。終始絵画のようで美しい。妖艶。甘美。
    閉鎖された女の花園。
    怖い怖い、怖いなぁ。

  • 少女って、少年より絶対に不思議な存在ですよね。

    画面から遊離しているようにも見えるし、次の瞬間には画面の奥に消え入ってもおかしくないような危うさもある。映像の中で、明らかに他の物質と調和していないのです。少女たちが。意図的に監督が抽出したのか、自然と少女たちが滲ませていたのをカメラで捉えたのかは不明ですが(両方か)、この映画にはそんな気配がありました。

    少女が持つ絶対的かつ不確かな聖性。それを映画ならではの美しい表現で描いた、不吉で残酷なおとぎ話的世界の物語。

  • INNOCENCE
    観終わった直後は
    よく分かんないけど、フランス映画流石〜取り敢えず綺麗。
    だったのですが…
    後々解説を読んだりすると純粋無垢な少女成長…なんだなぁ。
    感動も無いし、笑うポイントがあるわけでも、ハラハラするわけでも、ほっこりするわけでもない…雰囲気を楽しんで観終わって色々考察する映画っていう印象でした。
    ビアンカ可愛いです。

  • 怖過ぎる。下界から遮断された閉塞環境で目的や行く先など多くを知らされず過ごしていくという所がミソで、観客も同様に答えは最後まで教えられない。将来も何も確定されていない状況がいかに不安定で気分が落ち着かないことか、それが少女時代という象徴を使って描かれる。深読みするのは自由だが野暮さがつきまとう。本当に映像だけならそれほど怖くないのに観終わった後想像するとすげー怖い。分からないから怖い。

  • 空気が澄んだ森の中にある学校。肌が白く洋服も白い。自由に遊んだり駆け回っているのをみると同じ人間には見えなくなってくる。少女達はどう思いながら生活しているんだろう。生殖箱の中のようにも思えた。白いモウシロチョウのように見えるから映像はとてもきれい。後半の踊りを見せるシーン。舞台上と客席の対がきれいだった森の虚空間から一気に人間味を感じる。またみたいな。

  • はじめ「無垢な女の子ってきれいでしょ」っていう映画なのかなって

    「欲求不満のくせに」とか「その脚は外でも売りになる」って女同士の見下したり妬んだりのくだりが面白かったのでもっとその要素見たかった

    この作品の良心??というか好きなのは
    ビアンカが出て行くことに拗ねるイリスと黙って隣にいるビアンカの優しさ。子役の子の表情がよかった

  • 抑制によるエロティシズム。
    オールホワイトに2つ結び、少女だけの世界。
    はじめと終わりに、innocenceという文字が、何かの罪のように浮かび上がる。

    フランス映画の湿度感というより、
    もはやじっとりして何かまとわりついてくる。
    梅雨に、薄暗い部屋で見る映画。

  • ミネハハの方を先に見たからそういう先入観が強くて素直に見れなかったかもしれない。少女の純白・純潔さを壁で取り囲んだ秘密の園。脆く淡く危うい世界。不思議と秘密のベールで覆われていて不透明さが際立つ。

  • 全編通して絵画のよう。
    暗い森の風景に白い服の少女が映える。
    暗喩する対象を際立たせるモチーフを
    綺麗に並べる感じがいかにもフランス映画。

    親とか卒業後とか結局全く説明はないけど、
    多分それやっちゃったら綺麗じゃなくなっちゃう、
    っていうことなのかな。

  • 正直なところ、なにがなにやらまったく分からなかったというのが感想。

    タイトルがエコール(学校)なので色々な転機を迎える学年にスポットを当てて、年間をのぞき見ていたというのでしょうかね。
    赤色リボンは兎に角、甘えっ子で紫リボンにべったり。
    黄色リボンは甘えていた存在が外に出たためふて腐れ。
    青色リボンは外へのチャンスが訪れるも、ただ一人の枠は厳しく。
    藍色リボンは舞台の引き継ぎと観客という、よそ者の存在におののき。
    紫色リボンはリーダーとして昼は班をまとめ、夜は秘密の舞台で運営費を稼ぐ。

    外に出てどうなったのか。
    すぐに私たちを忘れるわ。とあるけど出た先に居たのが男性ばかりというのも気になるし、無垢に育ったがゆえにあっさりと下着で水に飛び込む様子に、ついつい邪推してしまう。
    真っ当に生きれるのか否か。
    すべてが曖昧で極力会話も少ないので、こちらの感性への丸投げ感がなんとも……。

  • 全体を通してほの暗い人形の家を覗いているような雰囲気だが、ところどころに生々しさがちらつく。綺麗なモチーフに託された暗喩が逆に、清廉さの陰にわだかまる俗物的な部分をより際立たせていたように感じた。

    他の方も多く言われているように、画面の美しさがひたすらに素敵です。少女たちの足の、なんとまっすぐで細いこと…!大槍葦人氏の絵が好きな人にはヴィジュアル的にものすごくオススメできそう。
    薄暗い森にぼんやりと灯る街灯、その下を歩いていく真っ白な制服の後ろ姿が、焼きついたように頭に残る。
    外界から隔絶された緑深い寄宿舎という舞台もどことなく辺獄や冥府を連想させる寂しげな魅力に満ちていて、強く惹かれるものがあった。

    原題(Innocence/清純、無垢)の方がテーマ性が分かりやすいもののその分皮肉っぽくも感じられて、物語の根幹から絶妙な距離感を保った「École/学校」という邦題はナイスチョイスだと思いました。

  • 実家所蔵
    静謐で不思議な雰囲気と幻想的で儚げな情景を味わうための映画かな
    壁の内側が少女の外側が女性のメタファーなのだろう
    まさにフランス映画といった感じの映像は好み

  • よくわからなかった

  • 少女たちの純粋さと、どこか不穏な雰囲気が美しい森の中で調和している。
    緑と少女たちの白い服の対比が美しい。
    淡々としていて感情移入しない、というのがこの作品の魅力だと思う。
    やたらとリアルな夢を見たときのような、現実だけど夢のような、そんな心地で見れる。

  • 少女が女性になるまでの、見えない内側の部分を描いた映画

    娼婦を育ててるとか、そんな目に見えるような物語じゃないです
    舞台のシーンがエロティックで好きです

    マリオン・コティヤールも美しかった・・・

  • 女子高出身のあなたへ。

  • 夢の中にいるような、可憐な蝶たちが無垢な姿でひらりひらり。髪についた色違いのリボンとかみのけが空を舞う。瞳が写しているのはどんな世界なのだろう。と魅入られる。足、というのは美しい、人の形。

  • 少女が女性へとなるまでの数年を過ごす女だけの寄宿舎(学校?)での話。ミステリアスな部分はミステリアスのまま終わるが、それを煩わしく思わせぬほどの少女の無垢で透明感のある美しさ。見惚れました。

  • 不思議な映画でした。言葉少なでとても美しかったです。
    観ていて少し意味が理解できなかったのが残念。原作を読んでから観ると理解できたのかな・・・?
    今度原作のミネハハを注文しようかなーとか思ったり思わなかったり・・・。

  • 森の中の学校で踊りを習う幼い女の子たちの話。ちょっと怪しい感じのする雰囲気、映像が美しい。
    全体的に謎なことは謎のままで、静かなシーンが多くて冗長に感じた。好きな人はすごく好きなんだろうけど。あとちょっとロリフェチの人にはたまらんだろう。

  • 友人のお勧めで観ました。謎は明らかにならないけど、象徴的なものが美しく描かれている。学年によってリボンの色が分かれているのがとても可愛い。少女時代の可愛らしいだけじゃない何かが感じられる作品でした。

    今回そういう目的では観ませんでしたが仏語の勉強にも好さそう(わかりやすいので)

  • 最初のうちは「寄宿舎」の秘密がやがては明らかになるのだろうと思っていたのですが、結局はそうはならなかった。結局、この作品で描かれているのは少女が女へと「メタモルフォーゼ」することを象徴的に描きたかったということなのだろう。しかし、その少女たちのメタモルフォーゼが自らが選び取ったことではなく、教師(大人たち)から与えられるものとなっていることはいったい何の隠喩なのか。結局はセックスの対象としてしか見られない女性たちの悲劇を表わしたかったのか。このあたりはひじょうに解釈が分かれるところだろう。でも、女は女によって女になるのであり、男の力は借りないんだなぁということがよく分かった^^;

  • とりあえず説明つけるなら幼女の森の物語。多分、相当想像力豊かじゃないと幼女を愛でるだけの映画になりそう。逆に想像力豊かな人や、考察好きな人は楽しめると思う。ビアンカ可愛いよビアンカ。

  • 好き嫌いが分かれそうだけど、わたしは好きでした。フランス映画って、静かで淡々としたものが多いけど、伝えたいことがシンプルで感性で観ていられるところとか好きです。少女たちの儚さ、華奢な肢体、怪しさと不気味さ、良いです。森の中に隔離された別の世界でした。

  • 映像は美しく女の子たちは可愛い。
    だけどそれが怖さを倍増させ、なにか起こるんじゃないかと始終ハラハラして観ていました。

    閉鎖的で妖しくて美しくて儚くて、きわどい。
    怖いけど観たい、観たいけど怖い。

    そんな魅力を持った映画だと思います。

    ただ、私は「もう一度観る?」と聞かれたら「一度きりで良い」と断りそうな気がします。
    「断る」と断言できないところが、この作品の魅力なのかな。

  • INNOCENCEとECOLEでは
    タイトルのニュアンスがだいぶ違うね...
    響きがすき。エコール。学校という意味なのね。

    プリーツスカートや丸襟のつまったシャツ、
    それに黒い革靴をあわせるかんじ。
    ベルベッドのリボンはたしかにかわいいんだけど、
    学年の識別のアイテムだったからか、
    いわゆる”ラブリー”とは違うものだったから、
    好ましく思えた。
    あのさらーっとした真っ白な衣装に
    あのカラーのベルベッドっていうのが
    よかったのかもしれない。


    森にずぅっと果てしなくただよう、悲しいかんじ。
    果てしなくて怖かったけど、好きだなーと思う。


    女の子たちが蝶の羽をつけて踊るシーンが素敵。
    蝶を収集する先生の姿を見てからだと
    なんとも不思議な気持ちにもなるけれど。
    非力感... うーん "弱さ”みたいなものも
    魅力なのかもしれない。

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