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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4988142490124
感想・レビュー・書評
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現実を見失っている人間は最近多い。特に社会に出るとその方向性が強くなる。それはなぜなのか。僕が思うに、社会に出て、物を買うことや、社会の仕組みなどを経験して覚えることで、社会に支配されてしまうからだ。社会に支配されて、現実を見失う。そういう人間の目を覚まし、そんな社会なんかぶち壊そうと考えたのがテーラーだ。彼はそういう希望を失ってしまった人間達をファイトクラブという組織で一体化させて、終いにはそういう人間を集めた軍隊を作って、自分の意思を実現化しようとした。社会の崩壊。しかし、すべてを動かしていたのは、本当は主人公の無名の男なのだ。彼が無名なのは、彼がテーラーだからなのだ。彼は無名なのではなくて、テーラーなのだ。彼が無意識に望んでいたことを現実化させたのがテーラーなのだ。つまり、彼は無意識に自分の密かに望んでいたこと(社会の崩壊)を行った。
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映画、ファイト・クラブ(Fight Club)は1999年公開のアメリカ映画である。チャック・パラニュークの小説が原作だ。主演はブラッド・ピットとエドワード・ノートンである。
自動車会社に勤務し、全米を飛び回りながらリコール調査をしている主人公(エドワード・ノートン)は一つだけ悩みごとを抱えていた。彼は自宅の高級コンドミニアムに、モダンな家具や高級な衣類を買い揃え、一見理想的な生活を送っているが極度な不眠症に悩まされていた。ある精神科の医師の雑談を聞き、彼は自助グループに偽善者として通うことにする。主人公の病は回復に向かうかのように見えたが、同様に偽善者として自助グループに交じっていた一人の女マーラ・シンガー(ヘレナ・ボナム=カーター)と出会うことで不眠症はさらに悪化した。息抜きも兼ねて、主人公は出張に出ることにする。そこで、彼は出張途中の機内であったタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)という人物に出会い、バーで待ち合わせをした。バーを出た後にタイラーが駐車場で主人公にある頼みをする。「俺を力いっぱい殴ってくれ」これが、ファイト・クラブの始まりであった。
この映画は、賛否両論の反響があるがIMDB(Internet Movie Data Base)のランキングでトップに入るなど、それなりのヒットを記録している。2008年にイギリスのエンパイア誌が行った「最高の映画キャラクター100人」でもブラッド・ピットが演じたタイラー・ダーデンが1位に選ばれるなど、人気は根強い。では、何故こんなにも影響力のある人気映画となったのだろうか。私が考えるには、タイラーが率いたスペース・モンキーズなるグループが金融会社の高層ビルを次々に爆破するなどの革新的な行動が、見ていた人たちの目に焼きついたのだと思う。実際に、2009年の5月に当映画を真似てスターバックスを爆破した17歳の少年がニューヨークで逮捕された。こういうことからファイト・クラブを見た人たちは、シャイで不眠症に悩んでいた主人公がもう一人の自分を打ち消すぐらい、自分は変われるのだと感じたのではないだろうか。 -
この作品は、デヴィッド・フィンチャー監督の代表作だ。1999年に発表され、興行収入はいまいち振るわなかったが、DVD化により口コミで注目された。ファイト・クラブ はチャック・パラニュークの長編小説がベースになっている。
主人公であるナレーター(エドワード・ノートン)は、自動車のリコールを担当している会社員。ごく普通の生活を送っている彼は、不眠症にひどく悩まされていた。ある日出張の為に飛行機に乗り、隣に座っていたタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)と知り合う。帰宅後、ナレーターの自宅マンションの部屋が爆発したことを警察に伝えられる。行く先がなく、しょうがなしにタイラーに電話して落ち合う。ビールホールで二人で飲み終わった後、タイラーは自分を思いっきり殴れとナレーターに迫る。ここから、なんの変哲もなかったストレスアウトしている会社員の人生が変わっていく。
30代の典型的会社員男性が主人公である。彼は、毎日毎日の平凡な生活に疲れきっている。生きている感覚も薄い。彼は空虚な人生を歩んでいるのだ。ナレーターは、モノを買ったり、集めたりして幸せになろうとしている。流行が価値を置くモノを過剰なまでに集めている。消費社会に支配された、人生。高級車やブランド品にこだわり人間にとって本質的に大切なことを見失っている。そんな日常をぶち壊そうとするのが、タイラー・ダーデン。彼との殴り合いによりナレーターは自分が生きている感覚を取り戻す。
ファイト・クラブが公開される五日前に、アメリカン・ビューティーが上映され始めた。ケビン・スペーシー主演の作品賞含むアカデミー賞5冠を獲得した超ヒット作である。同時期に発表されたこの二つの映画には共通するテーマが存在する。まず、二つとも人生に対する明確な答えを出していないで、この時代のアメリカ人を皮肉っているのだ。アメリカン・ビューティーでは、平凡な会社員(ケビン・スペーシー)が主人公である。彼は崩壊している家庭、責任ある仕事に対して逆ギレする。このように平凡な人生に対して不満を抱いている人たちに、アメリカ人は共感したのだ。高度資本主義社会が作り出している、大量消費社会。沢山モノを買わせ、ブランド物を所持することに価値を置く。それが、社会の本流(メイン・ストリーム)として正しいとされる。そういう社会が、人間の持っている根本的な、社会のルールから暴走したい欲望を抑圧している。その覆われた欲望を解放したのがファイト・クラブだ。消費社会を生きるのに疲れ切っている人たちが唯一生きている感覚を味わえる場所。ただし、映画はその欲望を解放しただけで、だから何、というアンビギュアスな感じで終わり、それがすごく良かった。
何故、アメリカン・ビューティーはヒットし、ファイト・クラブは商業的にこけたのだろう。ブラッド・ピットというスターもいるし、監督も「セブン」で一気に注目もされた。共通するテーマがあるなら、同じぐらいヒットしてもいいはずだ。そこで、レビューを読んだが、ファイト・クラブは暴力が強調されすぎてストーリーを誰も見なかったということに落ち着く。トレーラーも暴力シーンがメインであった。商業的にヒットしなくて、配給会社のFOXとの関係が悪くなり、数人解雇された。残念極まりない。
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ファイトクラブ ルールその1 ファイトクラブについて話すな
ファイトクラブ ルールその2 ファイトクラブについて話すな
ファイトクラブ ルールその3 だれかが、やめろと言う、もしくは引き下がったら、ファイトは終わり
その4 ファイトは1対1
その5 一度に一試合
その6 シャツと、靴は脱ぐ
その7 試合は、戦えるまで
その8 初めてファイトクラブに来たものは、戦え。
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