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- / ISBN・EAN: 4571147371194
感想・レビュー・書評
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1995年公開、ブラッド・ピット主演のサイコサスペンス。キリスト教の7つの大罪になぞらえた連続殺人事件の謎に挑む新人刑事とベテラン刑事の姿を描いています。デビッド・フィンチャー監督お得意の青みがかったオープニングのスタイリッシュな映像から観る者をグイグイと引き込んでいきます。何かが起こりそうな全編雨の降る陰鬱なシーンが多く、それはまるで犯人の心の闇を映し出しているかのよう…。そして今までの陰鬱な空気がウソのように一転して澄み渡る青空のラスト。このコントラストが素晴らしいです。キャストではなんといっても犯人役のケビン・スペイシーの存在感!そしてベテラン刑事役を演じるモーガン・フリーマンの渋みがかった演技も絶品。犯人を雨の中追いかけるシーンでは、転倒して実際に腕を骨折しながらも撮影を続けたブラピの根性にも頭が下がります。衝撃のラストは何度観ても『頼むから見るなーっ』とブラピに叫んでしまいそう。映画史上に残るラストのブラピの葛藤シーンはエモーショナルで胸を締め付けます。『羊たちの沈黙』と同様に映像、撮影、演出、脚本と後々のサイコサスペンス映画に与えた影響も含めて、全てが美しく調和したサイコサスペンス映画の傑作です。
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よくもまあこんな気味の悪い映画を作ったもんだよ。人間が一番怖い。気味の悪さといえばオープニング、エンドロールの映像、音楽がスタイリッシュでかっこよすぎる。
聖書?を絡めてくるから哲学っぽいとこ、説教ぽいとこもあり、エンタメ的な角度からだけじゃなくてなんかやっぱ深く考えなきゃなと思わせられる。
若かりしブラピもやんちゃでかっこいいけど、やっぱりモーガン・フリーマン様の渋い演技に魅せられる。人格者でインテリそうでかっこいい。超異常者な犯人も不気味で何考えてるかわかんないようなとこにゾッとした。
言わずと知れたようなエンディングはもう何も言うことはあるまいよ。 -
グロテスクもあり、なかなかダークな作品。
物語終盤は悲しい余韻に浸れる。 -
ショッキングな描写や話の仕組みのおもしろさはあるが、深みがない。まあそれなりによかったけど。
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思ってた以上にグロかった。見終わった後に考察サイト巡りました。確かに名作。
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映像、演出、役者、脚本どれも素晴らしい。
ラストのブラピが素晴らしい。 -
〜2015