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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4547462039750
感想・レビュー・書評
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Amazon primeで評価高かったから観てみたが…
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ロマンスを期待した人には低評価のようだが、サイコパスの男の心理と、それに感覚的に気づいていく女性をリアルに描いた興味深い映画。好きと思っていた男が、あるきっかけで好きではなくなる。心変わりは一瞬のようだが、それまでの伏線があり、それは決して殺人の嫌疑だけでなく、男の情緒への不感症さや暴力的人間性に気づいて我にかえる。そしてその時点でもはや愛していないことに気付く。少なくとも現代的視点では、こう読み替えができるのではないか。男の暴力性異常性がある意味自然に表れる映画の力、それを演じるハンフリー・ボガートの演技も見応えがあった。
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著名な脚本家と、その隣人のラブストーリー。
ミステリ仕掛けかと思わせきや、サイコサスペンスといったテイスト。殺人事件の容疑者にされたハンフリー氏は、隣人のグロリア氏にアリバイを証明してもらい、容疑を免れる二人は恋に落ちるが、彼の暴力性などを知る警部は彼を疑い続ける。やがて、彼の暴力性を目の当たりにしたグロリア氏も、ハンフリーを疑い初め二人の関係性は崩れゆく。
※ハンフリーのアリバイを証明したくせに、ハンフリーを疑い始めるグロリア氏の、意思の薄弱さ。しかし、現実的な人間とはむしろそういうもので、それこそ周囲の意見に惑わされ真実を見失うもの、とも言える。
結果として二人は破局したのだが、これって一応どちらが勝者なのだろうかと少し考える。そういう見方っておかしいという意見もあるだろうけれど、この二人どっちがより後悔するのか?といったところを考えてしまったりする。解説ではハンフリーが孤独に浸り絶望する、と言っていたけれど、グロリアだってかつては女優をめざし挫折し、婚約者から逃げてそしてまたハンフリーから逃げる、といった役柄である。だからこれは引き分けなのかなという感じで、そのあたり少し女性が後悔するような描き方にしてほしかった。ハンフリーに暴力性がなければとは思うが、グロリアが信じきれればそれでめでたしとなれていたのだろうから。
解説で、「名作ではないし、大ヒットしないが心理描写が丁寧でサスペンス性が巧みに演出されており脚本の教科書のような作品だ」といったような内容のことを述べていたけれどそれは一理あると思うがそれほど優れた脚本だとも感じない。心理描写の丁寧さに関しては文句はないけれど。以上。 -
★…4.5くらい。自分が見たのは字幕版ですが、画像が欲しかったのでコチラで。洋画は字幕派です。脚本家はほんとに恐くて、見ててほんとにハラハラドキドキした。あの終わり方も好きだ。恋人役の女優さんはほんとに美しかった…
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