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感想 : 
- Amazon.co.jp ・音楽
- / ISBN・EAN: 4988064232826
感想・レビュー・書評
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長らく在籍した、キングレコードから、avex traxに移籍後の最初のアルバム(2007年)で、｢オルタナロックに目覚めろ｣をテーマにしていたのだが、私にはあまり印象に残らなかった。
また、ライン録音という、アンプから出た音を録音するのではなく、直接シールドを通して録音する手法を何曲かでやっているのだが、それも言われてから、そういえば違うかもと思える感じで・・・なんだろう、手法を変えるとか関係なくて、ただ昔からピロウズを聴いてきた人がこれを聴いたときに、どう思うのかということで。
それから、個人的には前作からのポップさが増した感じが気になって・・もちろんポップスをやっていてもロックバンドだなと感じるバンドも知っているし、分かっているつもりだが、それとは違う気がして、ピロウズはロックバンドなんだよね。
だから私は、当時の音楽雑誌がピロウズのこと、｢ポップモンスター｣とか呼ぶの、大嫌いだった。
何も分かってないなって。
それでも一曲だけ好きなのが、シングルにもなった、｢スケアクロウ｣で、いわゆる情感込めて歌い上げるバラードというのが、久しぶりでいいなと思ったのと、歌詞を見ると恋人同士のようにも感じるけれど、山中さわおさんが、他のメンバー、Pちゃんとシンちゃんに捧げた歌という、その思いに胸が熱くなるものがありました。
ちなみに、｢スケアクロウ｣のタイトルは、同名の映画(ジーン・ハックマンとアル・パチーノ共演の友情もの)から取ったそうです。
暮れ行く空 からかう風
二人の手は冷たいけど
放さないで歩いていたい
神様よりキミを信じる
もうすぐだろう 目の前だろう
一人じゃない 一人じゃない
瞬く星 見知らぬ闇
半分だけ 月が笑う
You can call me, ‘Scarecrow’
夢の向こうまで
僕は旅を続けるつもりだよ
キミを連れて
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ライブが思い出されて、このアルバムを聴くたびに体が反応してしまいます。名曲ぞろいです。聞くだけじゃなくて、歌うんじゃなくて、叫び、踊ろうよ！さぁ起きて！っていうアルバム。
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the pillowsのアルバムを聴くのも7枚目。
全体としては特別に気に入る1枚というわけではない。
でも、10曲目の「Century Creepers(Voice of the Rroteus)」はpillowsの歌の中で一番好きかもしれない。
いや、好きという表現はあまり正しくないかもしれない。
聴いていると苦しいのだけど、どうにも惹きつけられてしまう。
「
暗闇になれてるけど
いつかは抜け出してみたいんだよ
笑えばいいさオカシイだろ
見えない光を感じてる
全身全霊で
」
すごく切実な心の叫びだと感じる。私も本当は同じように叫び出したいのを抑えつけているのかもしれない。
この歌を聴いていると胸が苦しいような心地良いような複雑な感覚を味わう。
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「スケアクロウ」は久しぶりにシングルを買った１枚です。
最初、通しで聴いたときは、あれ？なんかイマイチかもしれん？と思いましたが、何をおっしゃる上辻さん。
聴けば聴くほど味が出てくる、これぞピロウズの本流じゃありませんか。
中でも「プロポーズ」は傑作中の傑作です。
【収録曲】
1. Wake up! do do
2. YOUNGSTER (Kent Arrow)
3. プロポーズ
4. スケアクロウ
5. BOAT HOUSE
6. プレジャー・ソング
7. シリアス・プラン
8. Skinny Blues
9. プライベート・キングダム
10. Century Creepers (Voice of the Proteus)
11. Sweet Baggy Days
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