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Amazon.co.jp ・映画 / ISBN・EAN: 4997766612850
感想・レビュー・書評
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被差別者であったマイノリティーにとって、
「その人が被差別者とされる根拠となっている属性」
を、「隠して生きる」のはとてもつらいことである。
「さらしてしまって差別される」ものいやなことである。
被差別者でない人は
「その人がマイノリティーでなくなること」
「こっち側にくること」が幸せなことだと思ったり、
「その属性をもちあげる」ことで自尊心を満たしてあげるのが
よいことだと思ったり、
「そんなこと普通だ」と言って、問題を共有しないことをよいことだと思ったりする。
よくあるかんちがいである。
じゃあどうしたいのか、というのは非常にむずかしいのだけれど、この作品の主人公とその友達の関係というのは、
「こういうかんじになれるのが一番いい」というある種の理想形じゃないかと思う。
「おたく」というのが差別的な属性かというのは非常に難しい問題なのだけれど、
(あの程度のことを差別だ、と言ったらほんとうに差別されている人から叱られそうな程度のものではあるのだけれど)
少なくとも「うっかり人のいやなことをしない」ために、自分たちのされてきていやだったことを考えるのも大事だと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まだみてないので評価1っすー
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